DHLがセネガル当局と通関手続きの効率化に向けた業務協力協定を締結

http://www.rewmi.com/La-douane-et-DHL-signent-un-protocole-pour-faciliter-les-procedures-de-dedouanement_a44310.html

セネガルはアフリカ最西端の国で、内陸国のマリ、ブルキナニジェールをはじめとした周辺国向けの、欧米からのゲートウェイとしてのポテンシャルがきわめて高い国です。ドバイのDP Worldもダカール港の運営に携わっているほどです。

しかしながら、インフラの不足に加えて、通関手続きの効率が悪いことで、そのゲートウェイ機能を十分に果たせない状況が続いています。私がダカールに留学していた際も、港についてから荷物を受け取るまでに1週間程度はかかった記憶があります。

そのような中、すでに同国で展開しているDHLの力を借りて、通関の効率化を実現しようとしています。

セネガルは、輸出入管理システムにIBMを入れるなど、ゲートウェイ機能の強化に力を入れ始めています。また道路や鉄道などのハードインフラには、中国の資金を活用して改善を図っています。セネガルゲートウェイ機能を有効に機能させることができれば、同国の経済発展はもとより、周辺国の欧米・アジア市場へのアクセスも改善されるため波及効果が期待できます。ぜひともこの流れが続いてほしいと思います。