ビジョンの作り方、使い方

を考える機会に恵まれたので、以下に自分の考えを書いておきます。
良いビジョンを作ることが経営のすべてでは無い(全然無い)けれども、良いビジョンが無ければ長期的にサステナブルな成長は出来ないと思っています。

【ビジョンの作り方】
1.(事業領域にとらわれず)会社が理想とする世界はどんな世界か?どういう世界を実現したいのか?
(具体的なイメージ。動画をつくってYouTubeにアップできるくらい具体的に)
2.その世界の中で、会社の事業領域のユーザーはどういう生活、行動をしているか
3.その世界が実現しているとして、どういう会社であるべきか?
 3−1.その会社の存在を誰が喜ぶのか、求めるのか
 3−2.なぜ喜ぶのか、求められるのか
 3−3.どうやって喜ばせるのか(提供サービス、機能)
 3−4.どんな会社になっているのか(会社の規模、形態、文化、雰囲気など)

【ビジョンの使い方、チェック方法】
1.目指す世界とそこから導かれるビジョンを思い浮かべるとワクワクして実現したくなる
2.目指す世界とそこから導かれるビジョンを語ると、聞いた人がワクワクして協力したくなる
3.ビジョンを軸に経営の意思決定が出来る
 3−1.事業領域が決められる(事業領域は一つでなくてもよいが、決められることが大事)
 3−1.作るモノやサービスを決められる
 3−2.社員の採用や評価が出来る
4.ビジョンが外部環境(政治、経済、社会情勢、技術)の変化に耐えられること。外部環境が変化してもビジョンは変わらない。むしろ外部環境の一要因をその会社が作り上げていく

ちなみに、アフリカビジネスパートナーズが目指すのは「紛争の無い平和な世界。その世界では、あらゆる人に対して自己研鑽・自己成長の機会が与えられ、それが成功に結びつく」というものです。

そのためのビジョンは「アフリカにおけるビジネスの生産性向上について他に追随を許さない価値創造をそのコアな存在理由として、あらゆるステークホルダーから、その永続が要請される存在」です。

個人的にはワクワクするんですが、聞いた人がワクワクするかというとどうなんだろうか。