日本に軍隊は無い?

今日はすごく久しぶりの学校。開発プロジェクトにおける、プロジェクト事後評価というテーマで2週間。はっきり言って長すぎると思うが、まあしょうがない。

その中で、プロジェクトの評価軸として内部収益率や割引現在価値を使うという話になりました。教育とか公衆衛生とか、直接その効果が数字で測れないものも、プロジェクトの結果として現れるいろいろな指標(労働生産性とか)を通じて無理やり数字に置き換えて、計算をする、というやり方をします。(正直、間接的な効果って、数字の操作でどうにでもなってしまいそうだけど。)

その時に、軍医をやっているクラスメイトの一人が、軍事プロジェクトについてはドうかがえるのか、というような問題提起をしました。新たな武器購入の効果は、どう測るのか、と。結論としては、武器購入をしない場合と武器購入をする場合を比較して、武力衝突が回避できる可能性の変化と、武力衝突をした時のコストの変化を考慮して、数値化する。

とまあ結論としては普通なんですが、この話をしているときに、「先進国はすべからく軍事費をそれなりに計上している」ということをそのクラスメイトが言って、それに対して、ほかのクラスメートが「いやいや。日本には軍隊は無いよ。アメリカが守ってくれてるから」と、皮肉でなく、大真面目に、普通に、発言してました。

ちょっとビックリしつつ、いやいや日本にも一応軍隊はいるんですよ。守り専門だけど、という説明はしたんだけれども、ああ、日本の自衛隊とか安全保障って、こういう風にアフリカからは見られてるんだなぁと、初めて知りました。