手を抜くとバチが当たる

今日は品質管理の授業の5日目。ISO9001の説明。
どういう授業をするかと思っていたら、ISOのドキュメントを1章ずつ生徒に「音読」させて、その部分についてディスカッション(といっても、「どんな事が書いてあった?」と教授が聞いて、それについて答えつつ、質問があったらする、という極めて軽いもの)をするというやり方。

昔、小学校の国語の授業で、1段落ずつ教科書を音読させられたのが思い出されました。まさか、MBAでこんなことをやるとは。

ある章のディスカッションが終わったら、その章のサマリーが書かれたパワーポイントをすっ飛ばして(文字通り、1枚2秒くらいで繰っていく)表示して、次の章に進む。これのひたすら繰り返し。

目的はISO9001の中身を理解することのようだが、そもそもこういうマニュアル的なものは、マニュアルを見ながらできればいいから、品質管理の専門家でないなら、いくら修士課程といってもMBAでそこまでやる必要はないと思う。ISOのマニュアルの理解をするにせよ、こういう音読+αくらいのことであれば、ドキュメントを配布して、「読んどいて覚えろ!」で十分だと思う。授業ではそれを使ってケースに取り組むというのが正しい。

という文句を頭の中でブツブツと言っていたら、午前中の授業が終了。
午後は2時から。同じ形式で続きが始まりました。

上記の通り、「くだらない」と心の底から思っていたことと、後で授業のマテリアルが配布されることは分かってたこと、さらに奇しくも14時からドイツ=アルゼンチン戦があって「こんな授業に出るくらいならサッカー見てたほうがましだ」と本気で思っていたので、授業が始まってもほかの事(具体的には、卒論のテーマ)をボーっと考えていました。

そんなこんなで午後授業の前半が終了。16時に休憩となり、ちらっと教授の机の上を見ると、午後後半の授業で使いそうなプリントが。なんだろうと思うと、ISOの結構細かいことを聞いてくる小テスト。


やばいやばいやばい。

全然話を聞いてないし、ノートも相当適当に(パワーポイントをもらったときに、それだけじゃわからなそうな補足的なことだけを)書いただけだから、全然わかりっこない。

大急ぎで、インターネットにつないでISOのドキュメントを見ようとしたけれど、こういうときには中々見つけたいドキュメントは見つからないもので何の追加情報も無し。てか、小テストをやるなんて聞いてない、と思っていたら休憩が終了。

休憩の修了後、残りの1章の音読をやって(今回は当然真剣にノートをとる)、終わったところで、演習。予想通り、小テスト。

半分もワカラナカッタ。

ラッキーなことに、今回の小テストは評価とは全く関係ないということが分かったのでほっとしましたが、完全にやられました。

授業で使われるパワーポイントの内容を全てその場で理解して頭に叩き込むとか、ノートを全部とりきるというのは、少なくとも自分には不可能で、後からパワーポイントを見直さないとそもそも頭には入らないのですが、ちゃんとした姿勢で授業を受けて、ノートはできるだけきちんと取ろうと思いました。反省。