起業アイデアに対するコメントがあった

すごーく前なんですが、MBAのクラスメイトに、自分が今考えているサービスの提案書を見せて、「ダカールでこういうことをサービスとして提供したいと思ってるけど、需要ってあるかな」という感じでコメントをお願いしていました。メールを見てみたら、4月13日。一ヶ月前ですな。

何回かリマインドはしたんですが、「まあ時間のあるときにでも見てよ」という以上は、向こうも仕事があるしお願いできないなぁと思っていて、忘れ去られていたかと思っていました。
が、昨日になって、お願いしていたうちの一人(ダカール水道局マネージャークラス)から返事あり。

ちなみに、サービスの内容は、極めてベーシックな部分でのBPRです。例えば、会議は事前にアジェンダを準備して、時間の5分前には基本的に集合して、時間通りに開始・終了して、次のアクションを決める。メールで依頼をされた場合には、5分くらいで返せる内容であればすぐに返して、それ以上かかるようならとりあえず受け取ったことと、いつまでに返事を返せるかを連絡する。マネージャーが部下に仕事を振るときには、最終成果物のQCD+HOWの意識合わせをして仕事を任せたうえで、適宜進捗管理をする。という感じ。要は「『ちゃんと』仕事をする」ということを、(トップマネジメントと認識をあわせた上で)組織に植えつける、というものです。

ドキドキしながらコメントを拝読。

I find it very exciting.

と始まって、おぉ!と思いつつ、先を読むと、

・市場調査をしたほうがいい
・興味を持つとすれば民間企業だけでしょう。公的機関は、こういうのにあまり興味がないと思う(きっと自分の組織のことを言っているを思われ)。
・(どれくらいの値段で買ってもらえるか?と聞いていたのに対して)普通の財とはちょっと違うから、自分には判断できない。でも、会社として利益を上げて、社員が生活できるくらいはチャージしないとだめだね。

以上。

あまりコメントの数としては多くないけれども、提案書を読むということなんて経験としてもあまり無いのにもかかわらず、忙しい中で対応してくれたことに感謝。

とりあえず少なくとも公的機関の現場レベルとしては、組織がこういうことにあまり関心がないと思っているということは判明。一方で、だからこそ、トップマネジメントはこういうことを提示すれば関心を持つのではないか、とも思いました。現場にそういう意識がないというのであれば、そういう意識を持って仕事をすることによって業務効率が改善される余地があるわけで。

そして、公的機関が率先してちゃんと仕事をすることが、国家としての無駄取りにつながるし、政府がお手本を示すことで民間企業の動作が変わることもあると思うので、そういう意味でも、どこかのタイミングで公的機関には食い込みたいと思います。