ケープタウンにやられた

ダカールに戻ってきて改めて、ケープタウンほど「住んでみたい!」と心から思う都市は今まで無かったなぁ、と思いました。理由は、1.年間を通じて比較的温暖、2.肉、魚、ワインがリーズナブルで旨い、3.海沿い、4.適度な高さかつ見た目がキレイな山(テーブルマウンテン)が近い、5.英語が通じる、6.街がキレイ、7.(南アではヨハネスに比べれば)比較的治安がいいという点。
特に1.の気候がよいというのは、寒いのが苦手な自分としては本当にありがたい。夏の暑いときで35度を越えますが、乾燥しているからそれほど不快ではないらしい。ダカールもそういう意味では近いですが、何しろ砂が多くて緑が少ない。。。
ちなみに、ケープタウン「地中海性気候」という気候区分に属していて、一般的に過ごしやすい気候とされています。世界の中で他には、コートダジュールアテネバルセロナ、サンフランシスコなど、ビーチリゾートが多く含まれています。高校の授業で気候区分を習ったときに、先生が「アパルトヘイトさえなければ、ケープタウンは最高に過ごしやすいところだ」と言っていたのを思い出しました。
先日のブログにも載せた海沿いの道路はジョギングにもってこいだし、そこに併設されている広い緑地で子供を遊ばせたら気持ちよいんだろうなぁ、とも思いました。
まあ、海沿いの道路でジョギングできるようになるには、ある程度その近くにすまないといけないわけで、当然のことながら不動産価格は高い。海沿いの一等地でワンベッドルームのマンションで、7000万円程度、とガイドさんはおっしゃっていました。それでも、ご飯がおいしくて気持ちがいい街で、車の渋滞はあっても通勤電車に揉まれる必要がなくて、休日には車を2〜3時間走らせればサファリを楽しんだり、ワインセラーめぐりが出来るというのは、、、そのためにハードワークを喜んで受け入れられるくらい、人生を充実させるための一つの魅力的なオプションではある。
こういうことを書くと「お前は、南アフリカはもう発展してるんだから、という理由でビジネスのターゲットをセネガルにしたんじゃなかったのか?それでセネガルに住んで、現地企業と同じ環境に身をおいて地に足の着いたことをするんじゃないかったのか?」と思われそう。まあ、その通りではあるし、今のところダカールで起業という基本線に変更は無いですが、ケープタウンに住みながら、サブサハラ地域の組織の生産性向上に関するコンサルティングが出来ればそれでもいいんじゃないのか?とも思わずにはいられなくなったのも正直なところ。それくらい、気持ちのよい街でした。