喜望峰とロベン島

今日は昨日とうって変わって曇り&霧の一日。昨日ははっきりと市内から見えたテーブルマウンテンが、全く見えなくなりました。そんな中、午前中がケープ半島半日ツアーで、午後がロベン島ツアー。
ケープ半島半日ツアーでは、Hout Bayという湾や喜望峰、ペンギンのいるボルダーズビーチを訪れました。Hout Bayは初めて名前を知りましたが、ケープ半島にある小さな湾でとてもキレイなところ。こんな感じです。

喜望峰は、それ自身は特に何の変哲も無い岩浜。ただ、すぐ近くにあるケープポイントという岬から眺める景色は、荒々しい大西洋に落ち込む急峻な崖が続く様子を見ることが出来ました。

そして、ペンギンのいるボルダーズビーチ。時間の関係でどのペンギンも自分の家にいて見えづらいのですが、それでも何匹かは見ることが出来ました。野生のペンギンは初めて。ちなみに、ケープ半島の東側はインド洋なのですが、この一帯はペンギンのえさになるアンチョビやイカが多く生息しているために、ペンギンがコロニーを形成しているとの事。

午後は、ロベン島。ロベン島は、アパルトヘイト時代にネルソン・マンデラをはじめとして多くの政治犯を収容するために刑務所として使用されていた島。当時実際に収容されていた方によるガイドを受けました。映画「マンデラ 名のなき看守」で、囚人が炎天下の中石の切出し場で作業をしていたのですが、ここでライムストーンを砕くという作業を長時間行ったことによって、目にさまざまな後遺症が残ってしまっているとの事。視力の低下はもちろん、人によっては、涙腺が潰れてしまった正で涙が出なくなってしまった人もいるとの事でした。ちなみにネルソン・マンデラは1968年から1986年までの18年間、独房にて収監されていました。ネルソン・マンデラの使っていた独房には、当時トイレとして使っていたバケツがそのまま保存されています。

ロベン島ツアーを終えた後、夕食は昨日と同じステーキハウス。午前中のツアーでダチョウ農場を多く見たのですが、ガイドさんの解説によるとダチョウは脂肪分が牛や羊に比べてとても少なくてヘルシーなので日本にも多く輸出されているということでした。日本では見たことも食べたことも無かったので、今回のステーキハウスでトライ。結果としては、大満足。昨日食べた牛のフィレよりもジューシーで柔らかいし、獣くささも全く無し。今後、また南アに来ることがあれば再度試そうと思います。

明日は、ヨハネスブルグ経由で、ダカールに帰ります。