ビクトリアフォールズ

今日は、ジンバブエにビクトリアフォールズを見に行ってきました。

ビクトリアフォールズは、世界三大瀑布の一つに数えられている滝。滝から数キロ離れたところからでも滝の水しぶきが空に上がっているのが見えるくらい、水量、幅、高さがあります。
地理的には、ジンバブエザンビアの国境を流れるザンベジ川が、地面の巨大な割れ目に流れ込んで出来ている滝です。ビクトリアフォールズをジンバブエ川から見る、というのは、割れ目のうち川が無い側の崖から、対面の崖を流れ落ちる滝の様子が見ることになります。

滝の左四分の三くらいを見るスポットでは、濁流がそのまま滝に落ちていく様子がはっきり見えます。濁流のスピードは、今まで見た川の流れで一番早くて、テレビでよくやる洪水時の濁流を彷彿とさせるものでした。滝が落ちた後は、半分くらいの高さまでは見えるのですが、その下は真っ白で見えないというスポットも結構多かったです(一番下まで見えるところも一部ありましたが。)滝の右四分の一くらいを見るスポットでは、一面真っ白で、滝は全く見えず。でも逆にそれはそれで滝の迫力を感じることにはなりました。

崖から見る滝の様子です。右側に見えるのがMain Fallという一番大きな滝です。

ちなみに、滝を見る際に、水しぶきのせいで左四分の三くらいは普通に雨、右四分の一くらいは土砂降り、ということで、観光客の多くはレインコートを持ってくるし、滝の入り口でも借りることが出来ます。ただ今回自分たちはレインコート無しでトライ。セネガルにはレインコートなんて売って無いし、滝の入り口で借りるのも何となく面倒くさくて、「まあどうにかなるだろう」と思っていました。ところが滝のある国立公園のゲートをくぐった直後に、いかにも今行ってきましたという人が、レインコートを持っているのにびしょぬれになっていて、まずいかも、、、とあせったけれども、時既に遅し。どうにもならず、家族三人ズブ濡れ。(土砂降りの中を15分くらいは歩いたので当然ですね。。。)それでも、滝以外の場所ではずっと晴れていて気温もおそらく30度くらいはあったので、服はすぐに乾きました。

滝の水しぶきを堪能した後に、ザンベジ川にかかるビクトリアフォールズ橋へ。ここからでも滝の様子を見ることは出来ます。ジンバブエを出国して、ザンビアの手前という位置にあります。ザンビアには入国しなくてもいけるので、橋を見て帰ってくるだけであればビザ代は不要。

橋から見た滝の様子

ここで、今日一番のイベント。

バンジージャンプ
です。

110mのバンジー。バンジー自体は以前やったことがあるので何となく感覚は分かりましたが、橋から両方の崖を見ると高さがハンパ無い。不思議なもので、当然怖いという感情もあるのですが、以前やったときの結論として楽しいというのも分かったので、今回もトライすることに。
ザンビア側にあるBungi Cafeで支払いとお決まりの「死んだとしても訴えませんよ」の誓約書。金額は、ジャンプするのとそのときに取ってくれる写真とDVDのセットで120ユーロ。本当は飛ぶだけで写真とかはいらなかったのですが、飛ぶだけだと確か75ユーロで細かいのがなかったので、まあ記念にもなるし良いか、と。
Cafeを出た後、橋の真ん中にあるバンジー台へ。係りの人が自分と会話をしたり、橋の下にいる係りの人に指示を出したりしながら、淡々と準備。3分くらいで、準備完了。橋から1メートル50センチくらいせり出しているのバンジー台の一部に、幅50センチ・奥行き15センチくらいの飛び込みスペースがあります。当然、その先に手すりは無く、見えるのは崖と対岸にあるホテル。「両手は横に伸ばして、あごは上げて」という指示のもと、飛び込みスペースにピョコピョコと移動(両足を固定されているので、小さくジャンプしないと移動できない。飛びすぎるとフライングで落ちてしまうので、慎重に)。

そして、名前を呼ばれて、係りの人のカウントダウン。こちらの承諾は一切無しで、強制的に始まります(笑)。5・4・3・2・1で後ろからドン!

ドン!と行って、身体が地面と水平になる直前から直後ぐらいに、「ヤバ!」と思うのですが、もうどうしようもない。そして、それ以降、鉛直方向に落下して水面が急速に近づく間は、最高に気持ちがいい。DVDに確か、110mのアドレナリン爆発!みたいな宣伝文句が入ってましたが、たしかに、アドレナリンが一気に出る感じ、というのが正しいのかもしれない。人間、ここまで快感になると、とりあえず叫ぶものらしく、自分もひたすらワーワーキャーキャー言っていました。こういう快感は他のアトラクションでは味わえないと思う。

何度かバウンドしたあと、引き上げられて終了。終わった後も興奮が冷めやらず、やたらと係りの人に話しかけていた気がします。

バンジーが終わった後は、Bungi Cafeに戻って、自分の写真とDVDを鑑賞。緊張しているのは自分でも分かっていましたが、映像を見ると余計分かりますね。顔が気持ち悪いくらい引きつってる(笑)。

こんな感じで、ビクトリアフォールズの観光は終了。滝も、バンジーも大満足な一日でした。
(ちなみに、ザンビア側は、連れて行ってくれたドライバーいわく雨量の多いシーズンは真っ白で何も見えない、ということだったので行きませんでした。)