リアルな課題

今日は、インドの会社時代に自分を採用してくれた上司(?)の家に招かれて、当時の同僚も交えて、食事をしました。
セネガルに行くということを言うと、いろいろな人が、「びっくり」「よくいけるねー。すごいね」というような反応で、それはそれでただでさえ不安を持っている自分を勇気づけてくれるので嬉しいのですが、今日は基本的にそういうことでビックリする人々ではない。
インドの会社+α(外資系、ベンチャー)を経験している方々なので、そもそも日本の組織を飛び出すという事に対して、まあそんなもんだよねという考え方を持ってる。したがって、途上国×ベンチャーでビジネスを成功させるにはどういう事が必要なのか、という視点でいろいろな指摘を頂く。
今日聞いた中で一番響いたのは、「現地に行かないとわからないことというのは、確かにある。でも、それを付加価値とする為には、現地でビジネスをする為に必要な事を知るというだけではなくて、実際に、誰にどういうアプローチをどういう風にしたらビジネスができるのか、ということを、現地の人以上に知っていないと、付加価値としては売れない」という言葉でした。要は、1年弱の期間の滞在で、ちょっと表面的に見たからと言って、それで即付加価値になるという事ではなくて、本当にどっぷりとつかって、かつそれをビジネスとつなげることができて、初めて、現地に行ったことの価値になるという事。
こういうことを本当に知る為には、結局はビジネスを実際にやってみないとわからない。ということで、本当にビジネスを立ち上げるという事を前提にして、本気で準備をするということが、最終的にはビジネスを立ち上げないにしても、「現地に行った事」を付加価値にするためには必要という事なんだと思いました。