出張2日目

デリーって渋滞が酷いですね。。。まあ、インドの主要都市はどこもそうかもしれませんが。
デリーでは、交通渋滞緩和のために公共交通機関の使い勝手をあげるということを目的として、バスの改善がなされています。車両が新しくなったり、バス停がきれいになったり。でも、一番すごいのは、一部ですが、バス専用レーンがあって、ほかの車が入れないように、柵で仕切られていること。徹底されている。

発想はいいのですが、結果として、市民から非難轟々とのこと。理由は、以下のとおり。
1.バスの本数は大して増えていないので、利便性は改善されていない。よって、バスは使わない。
2.バスは使わないので、車は依然として増え続けており、渋滞が改善しない。
3.バス専用レーンを作るときに、元の道路の幅を広げるわけではなく、元の道路の一部をバス専用レーンにしたために、バス以外の車が通れる車線が減った。依然として増える車×車線数の減少 = 渋滞の急速な悪化、という結果になった。
4.柵を設けたため、道路を人が歩いて渡れず、数少ない横断歩道・陸橋・地下道まで回り道をしないといけない(まあ、もともと片側3車線の道路を歩いて渡るというマインドに問題があるとは思いますが。。。)
5.柵を設けたため、車がUターンできず、余計な距離を走らされる。

ということで、大渋滞でした。。。バス専用レーンを作るなら、ちゃんとバスの数・頻度を増やすべきだし、それが同時にできないのなら、道路の幅を広げる必要があったんだろうなぁ、と思いつつ、渋滞のさなかにいました。