内紛

政府系金融機関で働くことになった私ですが、今まで何度か書いている通り、転職前に思い描いていたよりもものすごく忙しい。

別に、密度が濃い仕事をしているというわけではなくて、無駄な仕事がとてつもなく多い割にはリソースが少ないから忙しいのですが、まあこんなもんなのかなと最近は思うようになって来ました。問題はあるし、改善点も多いし、私が上に立ったら変えたいところ満載だけど、とりあえずはこういうもんだと。それでも、今までやったこと無いことができるし、実につけたいスキルが身についたら脱出すれば良いから、いいやと思っていました。

で、周りの人、特に中途では行った人に聞いても、同じような感じ。全然いけてないけど、そもそもバリバリ仕事をしようと思ってうちに来ている人ってほとんどいないので、あきらめつつ、まあがんばりますか、というのが大半。

ところが、今の部署の別の中途の人が、本日私の机のところに来て、小声だけど、大爆発。どうにかして変えないとあかんと吼えた。でも、今の会社の硬直さ加減も分かってるので、何かを変えようとするとものすごく労力がかかるから、そこまでの価値があるかというと微妙、だけど変えないと、と悶々としておりました。

今までは、結構おとなしかったのだけれど、最近上司が変わったこともあってか、そういう不満が爆発したらしい。そして他の人も同じような感覚になり始めているので、内紛の目がちらほらと出ている感じがします。

ちなみに、環境に不満がある場合の自分としてできる対処は、以下の3つに集約されると考えています。
1. 苦労して環境を変えて、快適に仕事を続ける
2. 環境を変えず、我慢し続けて仕事を続ける
3. 環境のいいところに移る

だから、腹を決めてどうするかを判断すべきなんだろうねぇという話をしました。私は、1.で努力をして、少しでも変われば少しは快適になるからがんばるし、会社を変えたという実績はどこに行っても通用するのでやっておいて損は無くって、だけど、基本的には得られるスキルと、やりたいことを軸に仕事を選ぶので適宜3.を選択、という感じです。

これまではこういうことを言うような中途自体が少なかった。上がやれっていったら、基本的になんでもやる。期限もないしそれでどうにかなってきただろうけど、これからはスピード感もそれなりに求められるようになるし、そもそもそういう中で生きてきた外部出身の人が多くなるから、ちょっと危ないよ、課長。今度、ちょっと話をしてみよう。