まずは、ルーブル

ついに来ました、ルーブル美術館

5時間ほどの滞留でしたが、十分満喫しました

11時ころにピラミッドの下に到達して、まずはガイドブックを購入してどのあたりを攻めるかを検討。さらに早めの昼食を取った後で、2時間ほど、主要どころを駆け足で回りました。この段階で、ミロのビーナスモナリザカナの婚宴などなどみたいところはほぼ見尽くしたという感じ。混んではいたものの、自分のペースで回れるくらいの混み具合だったのでよかったです。
14時からはガイドツアーで再度主要どころを解説付きで回りました。いろいろな小話が聞けてよかったのですが、一番面白かったのは、「中世のルーブル」に関する解説。ルーブルの半地階(Entresol)には、ルーブルの中世時代の土台がそのままの形で展示されているのですが、その土台に使われている石を良く見てみると、ハートマークがついているんです。
これは何かと言うと、当時、土台を作っていた建築会社(?)の印のようなもので、各会社ごとにいろいろな印をつけています。そして、当時の給料は一日で積み上げた石に応じて支払われていたので、「今日はハートの石がx個増えたから、yだけ支払う」ということをしていたということ。ハートだけではなくて、スペードとか、ひし形とかもあるみたいです。マークとしてハートマークを描くと言うところがなんだか面白かったです。

絵画の中で一番良かったのは、ゴヤMariana Waldstein, neuvième marquise de Santa Cruz. 1763 - 1808でした。
モナリザももちろんすばらしい絵画ですが、「そんなにきれいかなぁ」という印象。写真で観るよりも本物のほうがほほがこけててえらが張ってて、目はくぼんでて、正直あまり性格のよさそうな感じを受けない顔立ちだなと感じました。言い方を変えると、あまり友達にはなりたくないな、というタイプ(笑)優れた絵であるということは百も承知なのですが、好きな絵かというと、ちょっと違う感じ。
それに引き換え、ゴヤのMariana Waldsteinは、「何かこの人すごいよさそう」という感じを受けました。凛とした中にさわやかで、でも冷たいと言う印象を全く与えない笑顔が描かれていて、観てるだけでなんだか楽しくなってくるような、そんな印象を受けました。もともとゴヤのタッチは好きなのでそのせいもあるかもしれませんが、ルーブルで一番好きな絵画はこれでした。

あと、はじめてみた象形文字楔形文字も印象的でした。象形文字って、教科書とかではもちろん見たことありますが、本当にそのものの絵が文字として書かれているんですね。これでコミュニケーションをとっていた当時の人もすごいと思うし、これを解読してしまう歴史家の人も、本当にすごいと思いました。。。

いやー、大満足。もちろん、全ては見れてないですが、それでも良かった。またパリに来たらルーブルには来たいと思います。