大学時代の友達と飲む

今日は、大学時代のクラスの同級生二人と飲み。
彼らとは、大学3年生のときにトルコに海外旅行に一緒に行った仲なので、まあそれなりに気心がしれてる。
私も含めて、この3人は筆不精というか、面倒くさがりやだしサバサバしてるので、基本的に連絡は取らないけど、連絡を取ればいつでも楽しく飲める、というかなり貴重な存在。

ということで、今回は、なんと3年(以上)ぶり。

その間に、私は、転職→インド行き→転職→帰国、という感じであわただしかったのですが、彼らは、大学院に進み、現在博士課程。ということで、まったく違う道を歩んでいるわけですが、だからこそ面白い。

ところで、彼らが研究で使う思考回路と、私がコンサルティングで使う思考回路はかなり似ていて、どちらも「仮説を立てて、検証する」という点でほぼ同じであることを再認識。その結果として、作業レベルでも本質的には同じようなことが多くて、筋のいい論点なりテーマを見つけて、仮説を立てて、検証をして、プレゼンする。その論点がビジネス的なのか学術的なのか、プレゼンが役員会議なのか学会なのか、などの点は異なるけど、根本思想では同じ。さらに、マネージャに叩かれるのも、指導教官に叩かれるのも、同じ(彼らの研究室での指導教官からの叩かれっぷりを聞けば聞くほど、うちと同じだ、、、と共感してしまいました)。。。

逆に、研究とコンサルティングでの一番大きな違いは、
・我々は短期間で何かしらの結果を出せばよいけど、彼らは無期限の中で新発見を出さないといけない
と言う点だと思います。

この違いが実は結構大きくて、我々のような場合は、時間とお金と言う制約があるから、必ずしも完璧な答えは出せないし、それをクライアントも求めていないので、必然的に考える量に限度が出てくる。しかし、彼らの場合は、時間もお金も基本的に制約はないので、考える量が無限。したがって、いつ終わるとも知れない研究を、地道に続けていかないと行けない。けれども、遅くなればなるほど、キャリア的にはもちろんまずいので、ある程度のスピードも必要だし、、、ということで、かなり苦しいものなんだろうなぁと思いました(実際、今日の二人のうち、一人は、かなり面白い博士論文を書き上げて、結果的には来年から西海岸の世界屈指の研究所でポスドクとして働くのですが、その論文に要した期間は、、、5年)。

まあ、お互い大変だけど、頑張っていきましょー、ということで別れました。最近、自信がかなり喪失気味でしたけど、彼らと会って昔の話とか今の話を楽しく出来て、元気がもらえたような気がします。
あと、二人のうち一人が、ロードバイクをやっていることが判明したので、今度ツーリングに行ってきます。(お互い周りにやる人が居なかったので、判明したときには、おぉー!という感じでした)