Phnom Penh観光

時差ボケのため、午後2時という観光客にあるまじき時間に起床。。。さすがに、時差7時間はきつい。
明日の、Siem Reapまでのバスのチケットを確保したあと、Phnom Penhで一番興味があった、トゥール・スレン博物館に向かう。
ここは、ポル・ポト政権時代に、政治犯が収容され、拷問、虐殺が行われた刑務所。アウシュビッツとか、北朝鮮強制収容所に近いと思う。
ただ、この2つと大きく違うのは、これだけの虐殺を行った理由が、未だにはっきりしていない、という点。ポル・ポトの反対勢力の粛清のためかと思いきや、ポル・ポトの忠実な支持者で、党幹部であった人たちをもこの刑務所に入れていたりして、なぞに包まれている部分が未だに多いです。
ポル・ポト派の幹部として活動した人がまだ生き残っている(当時、14,15歳くらいの子どもがこの収容所では働いていた。)ので、今後の真相究明に期待したいところです。
博物館のほうは、実際の建物がそのまま残っていたり、拷問の様子が、写真、絵として残っているので、当時の様子がとても分かりやすく展示されていると思いました。
閉じ込められた人の大半は、1メートル×2メートルくらいの独房に、30センチ×20センチ×40センチくらいの箱がトイレとして渡され、手足を固定された状態で閉じ込められていました。ご飯はもちろん十分なものではなく、お風呂は、月2回の、独房の外からのホースによる放水のみ、という過酷な状況であったとのことです。
そんなことが、つい最近(1978年)まで実際に行われていたことに、とても衝撃を受けました。

博物館の観光後、街をぶらりと歩いて、夕食を食べる。
夕食は、Hotel New Yorkというホテルについている中華料理屋。ラーメンがうまいとのことなので、行ってみることに。
スープは、薄味なのだけれど、ある程度コクがあるので、食べていくうちにちょうど良いくらいの濃さに感じられ、麺は手打ちというだけあって、しっかりとコシがあり、なかなか美味しかったです。

夜は、以前機内で知り合った方から紹介された、カンボジアで働いている日本人の方と会い、軽くご飯を食べた後、他の同僚の方と一緒に、Phnom Penhのクラブに繰り出して、踊り狂う。クラブに行ったのって、インドのバンガロールで3ヶ月くらい前に行ったのが最後ですが、かなり楽しかったです。カンボジア人のいまどき(?)も見ることができたし、日本人の方とも楽しく飲めたし。インドもそうですが、敢えて海外に打って出ようとする人は、やっぱり一味もふた味も違うので、話をしていてとても楽しいなと思いました。
ちなみに、このカンボジアのクラブ、インドのクラブと違い、かなり大きいです。日本の大きなクラブと同じくらいだと思う。あとは、男の人の踊りが、インドよりもおとなしい。ちょっと控えめな感じがします。