Dialacoto村(ガイドさんの村)滞在

どんな村かというと、昨日国立公園のゲート近くで見かけた村と全くおんなじ感じ。
かわぶき屋根でできた小さな家が点在して、馬、ロバ、牛などがその辺で適当に放牧され、足元では鶏が走り回ってる。
なお、この村の概要を聞いてみたところ、
人口:3000人
主要な産業:農業と牧畜
ということらしい。3,000人って、結構大きいと思う、このあたりにしては。

そして、













今まで日本人がこの村に滞在したことは無い。

ということで、意図せずして、

Dialacoto村滞在の初日本人

という記録を作りました!(小さくてすいません。)
なんにせよ、日本人初というのは、うれしいものです、はい。

夕食までの間、ガイドさんとしばし話したり、ガイドさんの子供たちと戯れる。このガイドさん、5人の子供持ちです。セネガルでは、普通みたい。
このときに聞いた話として、
1.セネガルの教育制度。
pre-primary school:2歳から7歳(5年)
primary school:8歳から13歳(5年)
secondary school:14歳から19歳(5年)
high scool:19歳から22歳(3年)
university:23歳から27歳(4年)
すごいのは、最初のpre-primary schoolの時点で、フランス語を習い始め、secondary schoolでは、英語かスペイン語を学ぶ。
日本で言えば、保育園の時点から英語を習い始めて、中学校から第二外国語を勉強する、ということ。すごいっす。
フランス語に関しては、日常的に使われているから、ちゃんと習えば、そりゃ定着もするよな、と思う。
日本でも、英語の早期学習が叫ばれてますが、日常的に英語を使う、英語に接する環境がないと、生きた能力は身につかないと思う。
ちなみに、インドでも大体の人は英語を喋れますが、彼らは、日本と同じように中学校から英語の勉強を始めます。それでも、日本とは段違いに英語が使えるのは、やっぱり日常的に使ってるから、だと思います。

2.セネガルの結婚について
男性の結婚適齢期:25歳くらい
女性の結婚適齢期:15歳くらい
これが、普通らしいです。なので、夫のほうが妻よりも10歳も上なのが普通らしい。

さらに、
1人の夫は、4人まで妻を持つことが可能。
という一夫多妻制らしい。(このガイドさんは、1人の妻。)

3.困ってること
農業などは、雨季にしか仕事ができないらしく、1年のうち半年しか働けない。なので、お金が足りない、食料が足りない、というのがもっぱらの問題とのこと。
でも、お金は無いけど、幸せでしょ?と聞いてみたら、大きくうなずいていました。

こんなことを喋っているうちに、夕食の時間。
今日の夕食は、piz a la viande (鶏の混ぜご飯)
なべに、お米と、鶏肉と、何種類かの野菜を混ぜて炊き込んだもの。
食べてみる。







むちゃくちゃうまい!


鶏と野菜のエキスがいい感じに染み出していて、とても美味しい。ご飯も、日本のお米よりももっと短いお米だけど、日本のお米に比較的近い弾力があるし、エキスがしみこんでいる。
バクバクと頂いてしまいました。

結局、量が多かったので、自分の5,000CFAは、家族全員分の夕食と相成りましたが、これだけ美味しいものを、満点の星空の下で、目の前に火をたいた屋外で楽しく食べることができたのは、とても幸せでした。