Dar-Salam到着

1時間半ほどで、Dar-Salam到着。ここは、最終目的地、Niokolo-Koba国立公園のゲートがあるところで、ここから国立公園内の宿泊施設までは、車で行かないといけない。しかも、公共交通機関は、無し。
なので、ホテルに電話をして迎えに来てもらう(有料。納得行かん。)か、ヒッチハイクをするか。
とりあえず、ゲートの近くまで歩いてみると、6,7人くらいが、ゲートの近くでたむろしてる。なんだろう、と思って聞いてみると、どうやらこの国立公園のガイドさん達らしい。
そして、彼らの話によると、あとで、1台物資を国立公園内に運ぶ車がやってくるはずだから、それに乗れば、中に入れるから、待ってみたら?と言われる。お、そうなんだ、ラッキーと思い、しばし待つ。
待ってる間、彼らが興じていたボードゲームを教えてもらい、試しにやってみる事に。ゲーム名:Jeu de dame (jeuはPlayで、dameはqueen。つまり、Play of queenで、女王さまのゲーム。)


かなり、面白い。

最初の駒の配置は、下の写真の通り。(青と白)
ルールは、
1.基本的に、右斜め前or左斜め前に1つだけ動ける。
2.右斜め前、左斜め前、右斜め後ろ、左斜め後ろに、敵の駒がいて、さらにそのもう一つ向こうが空いていたら、その駒は取らないといけない。(たとえば、1つ右斜め前に相手の駒がいて、2つ右斜め前が空いていたら、相手の駒を取り、2つ右斜め前に動かないといけない。)
3.駒を取ったことによって動いた場合、その動いた場所からさらに相手の駒が取れる場合には、それも取らないといけない。
4.相手の陣地の一番奥の列に到達したら、その駒は、将棋の角と同じ動きができる。
こんな感じです。わかりずらくて申し訳ない。(Webで探したけど、ちょっと見つからない。)
いや、とても単純なのですが、2.と3.のルールのために、とても面白いゲームになるのです。うーん、伝えきれないのがもどかしい。
ぜひとも、日本でやりたい。

このゲームに1時間ほど没頭したあと、周りの村を少し歩くことにする。
このあたり、とっても田舎なので、セネガルの伝統的な生活が今も変わらず残っています。
屋根はかわぶきで、壁はレンガ。臼と杵のようなものを使って、とうもろこしの粉末から、ケーキのようなものを作って食べたり、という感じ。
あー、アフリカに来たなー、という感じがします。とっても、素朴。

さらに1時間後、ようやく車が到着。

乗せてってよ、と頼むと、あっさりと





ダメ、場所無い。




と断られる。

さきほどまでの、だいぶいい感じのセネガル人の対応になれつつあったせいか、軽く凹む。。。これまで2時間以上待ってたのに。
ま、向こうからすれば、仕事をしているのに、訳の分からん外国人を国立公園の中に業務用の車に乗せてやるというのは面倒なことこの上ないし、できなくて当たり前なんですけどね。
じゃあ、しょうがないか、と思って、悔しいけれど、ホテルに電話して迎えに来てもらうことにする。
Jue de dameをやっていたお兄さんに、電話どこ?と聞くと、電話無いから、無線で、といわれて、無線機の使い方を教わる。
初めてだよ、、、と思いながらお兄さんと一緒にいると、「これから、ホテルに行くのか?かなり金掛かるぞ。ちょっと待ってろ。」と言われる。
今度は何だ、と思いながら待ってると、お兄さんがやってきて、「あの車(といって、小さい4WDを指差す)を今日と明日の2日間、50000CFAで貸し出してやるが、どうだ?」とオファーされる。
彼の話によると、自分がこのままホテルに行くと、
1.ホテルまでの送迎費 15,000CFA
2.明日のサファリのための車代 26,000CFA
3.ホテルからDar-Salamまでの送迎費 15,000CFA
合計 56,000CFA
で、50000CFAなら、安いだろう、という提案。
実は、2にはトリックがあって、もし、今日自分がホテルに行って、もし他のツアー客のサファリに参加できなければ、自分が一人でツアーに参加することになり、それが26,000CFA掛かる。逆に言えば、明日、サファリに行くお客がすでにいて、そこに追加で参加することができれば、それほどお金は掛からない(Lonely Planet的には、6,500CFA)。
少し考えるも、この50,000CFAコースなら、明日のガイドは、この目の前のお兄ちゃんがしてくれる、ということが判明したので、それなら、彼は英語も喋れるし、何よりもマンツーのサファリになるから、より楽しめるかな、と思い、50,000CFAのオファーを受諾。
ちゃんと、付加価値を説明した上でのオファーだったので、考慮しやすかったです。こういう対応をしてくれることが少しうれしかったし、そのスマートさも、選定理由の一つ。

ということで、いざ、国立公園内に入り込む。