Dakar放浪

今日は、博物館などを見る日、ということに昨日決めたので、目標は、IFAN Museum。
ただ、他にもやらないといけない事務作業があるので、先にそちらをこなす。
1.Niokolo-Koba国立公園までのTourの申し込み
Lonely Planetによると、DakarからTourがあるということなので、昨日のうちに目をつけておいた旅行会社に行くことにする。フランス語のほうがよく通じるのは承知だけど、何かあったときの対応がフランス語では困るので、英語で押してみて、英語でも対応可能かどうかをチェックする。
どうやら、この旅行会社、英語で問いかけてもちゃんと返ってくるので、いい感じ。話を進めることにする。
ところが、DakarからのGroup Tourというのはないらしく、もし行くとすると自分だけのためにバスとか、ガイドとかを手配することになるので、どうやら1,500USDを超えそう、という話になる。1USD=80円の時代ならともかく、今の円安では不可能な額なので、ちょっと方法を考える。すると、その旅行会社の方が、公共交通機関で現地まで行って、向こうのホテルでTourに参加することを提案してくれる。最初、自分が考えていた方法だけど、こっちは高くつきそうに思えたので、DakarからのTourにしようと思っていたのですが、どうやらこっちのほうが安いみたい。どうやって、目的地まで行くのか、どのホテルに泊まればいいのか、誰にコンタクトを取ればいいか、などを丁寧に教えていただく。結局、この旅行会社には一銭も支払わなかったけど、とてもいい感じで対応をしてくれて、うれしかったです。自分たちの利益を考える前に、ちゃんと相手の利益を考えてくれる、当然かもしれないけど、結構レベルの高いサービスを受けて、いい気分になりました。
2.両替。
すったもんだの末の、100€分のCFAしか持っていないので、どう考えても今後不足する。Niokolo-Kobaに行くのに大体いくらくらいかかるかもわかったので、必要な額を計算する。
どうやら、Niokolo-Kobaに行く3日間だけで、400USDくらいはいってしまいそう。その後はそれほどお金を使う用事はない(というか、使いすぎると、キャッシュが切れる。。。)と判断し、600USDを両替することにする。
近くのAmexの代理店に行くも、ここでは換金できないといわれる。(これは、ホンジュラスでもあったことなんですが、Amexの代理店なのに、AmexのTCを両替できないのは、どういうことなんでしょう。。。発行はできるらしい。治安上、キャッシュをお店に大量に保管できないから、という理由かも知れませんが。)
仕方ないので、近くの銀行に足を運ぶ。この銀行、Eco Bankというのですが、順番待ちの番号が電光掲示板で表示されて、自分の番号が来たら窓口に行く、という中々先進的なシステム。これだと、無駄に立って並ばなくても、近くにある椅子に座って待ってられるから、快適。
で、番号の紙はどこで発行されるのか、、、と見てみると、人が手で持ってました。。。もちろん、番号札は、手書き。。。この辺、アナログだけど、紙の発行くらい、人の手でやっても、利用者の利便性に影響は出ないから、これでも全然OKな気がします。
20分ほど待って、自分の番に。いつもの通り、パスポートとTCを差し出すと、何かを言ってフランス語で言ってくる。何?と何度か聞き返すと、TC発行時のレシートがどうやら必要らしい。



あれ、どこやったっけ(汗)




とりあえず、TC発行時のレシートは、TC紛失時に必要だと思ったから、TCとは別のところに保管してある(であろう)ということだけは明らかだったので、ホテルに帰る必要があり。面倒だったので、「持ってないんだけど、ダメ?」と精一杯の笑顔で返すも、ダメみたい(当たり前)。しかたなく、一度ホテルに帰ることに。
さて、と。
ホテルに帰って、バックパックをひっくり返す。ありそうな場所を探しても出てこなくて、本気で困り、もはやSenegalを早々と脱出して、Lisbonあたりで時間をつぶすか、という手まで考えたが、気を取り直して、もう一度探してみたところ、



あった!

マジで、ほっっっっとしました。。。これで、Senegalに滞在できる。。。
早速、銀行に帰って、同じ窓口に行って、両替完了。やれやれ。
大量のお金を持って歩くのは気が引けるものの、もう一つ、パスポートを持っていかないといけないところがあったので、そのまま歩き続ける。
3.Gambiaビザ取得
Senegalという国の中に、Gambiaという小さな国があります。
この国、Niokolo-KobaからDakarに帰ってくるときに経由することができるし、この機会にいかないと、もう一生こないだろうし、何よりも

英語が公用語

なので、行ってみたいと思ってました。Costa Ricaで知り合ったオランダ人も、Gambiaはいいよ、と言っていたし。
Lonely Planetによると、申請の同日か翌日にはビザが発給される、とのことなので、もし今日中に発行されるのであれば、とりあえず取ってしまおうと思いました。
で、Gambia領事館に行きました。
扉の前に、料金表が張ってあり、Singleの料金を見てみたところ、
25000CFA(約5000円)
とかなりの高額。
さっき、お金もうあまり使えない、と思ったばっかりでこれはキツイ、と思いつつも、ここで5000円ケチったら、一生もう来れんぞ、と思い、思い切って中に入ってみる。
申請窓口で、いつ発行してもらえますか、と聞いてみたところ、

明日の午後2時

とそっけない態度で言われる。にべもない。少し粘ってみたけど、もう、どうしようもない感じ。ま、役所だし、こんなもんかな。。。
ということで、断念。すごい悔しい。。。でも、もともと行く予定はなかったし、いいか、と強がるポジティブに考える。
これにて、本日の事務終了。とりあえず、ホテルに帰る。
ホテルに帰ったところ、自分に伝言が来ていて、先ほどの銀行から。
「両替の額が違ってて、CFAを渡しすぎたから、返してほしい」とのこと。



銀行の人がお金の額を間違って渡すなんてありえん、


と思いながらも、さすがに銀行の人が自分をだますことはないだろう、と考えて、しばし待つ。
銀行の人がやってきて、1000CFA多くあげちゃったから、返してほしい、といわれる。
最初、全然謝りもしなかったので、「じゃあ、1000CFA多く渡した、という証拠はあるんですか?」と意地悪な質問をしてみる。もちろん、そんなものは持ってないだろうから、困ってしまい、ま、いいか、と思い、1000CFAを渡す。最後には、ちゃんと謝った(というか、謝らせた)ので、OK.

ということで、本当に、今日の事務作業これにて終了。この時点で、13時くらい。予定をあまり立てないバックパッカーの旅には、こういう事務作業が付き物だけど、自分としては、こういうのも刺激があって面白い(大体、素直に行くことは無い。)と思っているので、特に問題なし。