セネガル到着

Dakar Airport

Lisbonからの出発が1時間遅れ、セネガルのDakarに着いたのは、深夜の2時45分。当たり前だけど、セネガルは、
1.むちゃくちゃ暑い。
2.黒くて大きい人ばっかり
です。(写真は、出口付近で出迎えに来ているセネガル人の方がた。なんとも言えない迫力。。。)
1.に関しては、今まで、暑くても乾いたところにいたので、実際の気温以上に暑さを感じるし、汗が止まらない。あー、アフリカだ!って感じ。
2.に関しては、インドでも似たような環境があったけど、心なしか、インド人よりも全体的に縦に長くて、体つきもがっちりしている感じがして、迫力満点。あんまり、怖そうではないけどね。
1時間ほどかけて、非常に非効率な入国審査を終えて、出口にでる。
今夜は、朝まで空港で寝て、朝から移動を開始しようと思っていたので、とりあえず再度空港に入って、椅子を探す。

椅子が、ない。

全然、ない。

暗くてよくわからなかっただけかもしれないけど、少なくとも2005年12月18日午前3時半の時点で、自分は発見することができませんでした。衝撃です。本当に。
どうしようかなぁ、と思っていたら、両替を迫ってくるお兄さんが登場。
面倒だなぁ、と思う反面、何をするにも両替はしておかないと、タクシーにも乗れないしなぁと話を聞くことに。こっちに来いといわれるままについていくと、閉まっている銀行の前にたどり着いて、交渉開始。
でも、実は、この時点までいくら両替をする必要があるか、という計算を全くしていなかったので、交渉の成立する余地は無い。ふと周りを見ると、24時間空いているレストランがあったので、とりあえずここで休んで計算することにする。
なぜか、お兄さんついてくるんですけどね。
彼らは、シカトしつつ、水を頼んで計算を始める。でも、ついてきたお兄さんがあまりにもウザイのと、本気で眠かったので、「少し、寝る」といって、テーブルに突っ伏す。(他にもそういう人がいたからね。このレストランのこの時間帯では、許される行為であると解釈する。)
でも、寝てる自分に対して、執拗に「Hey, my friend.」と声をかけてくるし、レートを聞いてみると、1€=656CFA(シーファと読みます。西アフリカ共通フラン)というLonely Planetそのままのレートを提案して来るので、彼らの力も借りて、両替必要な額を計算してしまおう、と考えを切り替える。
そこで、自分が行こうとしている国立公園まで、いくらくらい?というのを聞くと、手を広げて下に向けて、左右に傾ける。要するに「It Depends」ということらしいのだが、それじゃあ、両替の額決められないじゃん、と説明する。そうすると、さっきまで、手をひらひらしていた彼が、急に「400,000CFA」と言い出す。おいおい、今度は、Lonely Planetに乗ってる、6800CFAを大幅に上回ってますけど。これは、明らかにおかしい。さらに、自分の行きたい国立公園に妹がいる、と本当か嘘かわからないことを言い出して、そこまで連れて行ってやるよ、と言い出してきた。
1000%怪しげな雰囲気を醸し出しているので、最少額の両替を、今考えうる最適なレートで行う方針に再度変更する。
とりあえず、100€を両替しようとすると、45000CFAを渡される。









ちょっとまて。

お前、さっき1€=656CFAっていったじゃねーか。

わけがわからなくなってきて、心身ともに限界が近づいてくるものの、ここでは絶対に引かないことを決心する。
電卓を持っていたので、それを持って、何度も656*100=65,600を見せると、少し軟化して、50,000CFAにあがる。
いやいや、この微妙な上げ幅も意味わからないよ。つーか、お前さっき656って言っただろう、、、とさらに交渉を続けた結果、どうにかやつらから65600CFAを引き出すことに成功。
闇両替疲れます。。。
よしよし、と思ったら、今度は、コミッションをよこせ、という。さっき、656って言ったときに、ノーコミッションだ、ってこと言ってただろう、と少し交渉をするも、確かに街中で替えてもコミッションは取られるから、5%(5€)を手渡す。
この後も、これじゃ足りない、とか抜かしてきたけど、完全にシカトして、テーブルに突っ伏して、試合終了。セネガル初試合は、まあ、勝利でしょう。
あとで、泊まったホテルでレートを確認してみたら、1€=650CFAだったから、お得な両替をさせて頂きました。それなりに苦労はしたけど。

そのまま、会社でやっていたのと同じ、「椅子を並べてベッドにする」作戦をレストランの中で展開して、足も完全に伸ばして熟睡。

朝、8時ころに、よくわからないセネガル人(きっとホテルの勧誘だったと思う)に無理やり目を覚まされて、起床。とりあえず、ホテルに向かうことにする。

空港からは、タクシーでホテルに向かう。当然、ここでも、交渉。Lonely Planetによると3000CFAらしいが、客引きは6000CFAと言ってくる。ありがちな、倍額提示。彼らの言うところによれば、最近の石油高騰で値段が上がったんだ、と言い張る。
じゃ、近くにあるバスに乗るよ、といったら、いきなり5000CFAに値下げ。





これは、イケる。

と思い、もう1000CFA下げた4000CFAで交渉成立。確かに、自分が持ってるLonely Planetは2002年度版でそれからだいぶ石油も上がってることだし、これくらいはいいか、と考える。

ものすんごい、表面的な捕らえ方をすれば、インドときわめて環境が似てる。これなら、大丈夫かな。でも、フランス語喋れないけどね。とタクシーに乗りながら考える。

ホテルについて、午前中いっぱい爆睡する。