いかにして、良い状況を認識するか

悪いことがあった場合、「そのうちいつかいいこともあるさ」と
前向きになることは出来ると思います。良い状況にいる場合には、
「そのうち悪いことがあるから、要注意」と考える、それしかない
かなと考えています。


ただし、これも、ある時点での自分の状況を「良い状況」と判断
できることが前提で、普通、そういう判断は中々出来ないものだと
思います。ラッキーな出来事は認識可能ですが、継続的な好調は
えてして「当然」の状況という認識にとどまってしまうと考えています。


ここで一つの引用を引きます。元阪神タイガース星野監督の言葉です。

スポーツは筋書きのないドラマと言われるが、決してそんなこと
はない。好調の時には、そうなった原因があるし、逆に不調に陥る
のも、必ずそうなる原因がある。大事なのは、常に自分の行動が
将来どういう結果をもたらすかを考えることと、好調・不調に
なった原因を確認することである。



好調時に要注意、というわけではない。常に、将来を見据えて、
今の一瞬の行動の是非を問う。この姿勢こそが、大事なんですね。
そして、この原則は、一個人の行動という単位から、プロ野球
チームの運営、ひいては、企業の経営にまで全てに応用が利くもの
と考えます。


結局は、今の一瞬一瞬で、現在の状況把握と将来の結果への影響を
考慮して、正しいと思ったことを行動に移す。この姿勢こそが、
好調という状況の認識、不調という状況の回避をもたらすものだと
思います。


それでは、今日はこの辺で。