「事前予測」と「当たり前のイメージ」

例えば、テキストに載っているプロセス[A→B]を覚えるとします。
最初は、[A→B]というプロセスを、[A]と[B]があって、[A]と
[B]の関係が・・・というプロセスを反芻(はんすう)して覚えると思います。


このときに、テキストのタイトル[A→B]から、一般的に考えて、そのプロセスの目的は何か?どのようなインプット、アウトプットが必要で、その順序は?ということを、内容を見る前に考えます。
もちろん、一般的に考えられないこともあると思いますが、基本的にテキストというのは、「一般的な常識」+「テキストのその部分より前の部分の知識」を前提として書かれているはずなので、ある程度、予測することが可能だと思います。


そして、ある程度予測して、自分なりのストーリができてから、中身を見て、確認する。この方法をとることで、反芻する回数は格段に減るはずです。英単語を覚えるときにも、最初から辞書を引くのではなくて、意味を予想してから辞書を引くと暗記しやすい、というのと同じ原理ですね。


最初は、この自分なりのストーリーを立てるのは、時間も頭も使うので、大変ですが、トータルで見ると、この方法をとったほうが、時間は短くなる、というのが、自分の経験則です。

(今回の自分のテストの場合、余りの量の多さに、この時間を削ろうとして、逆に時間がかかってしまいました。目先の楽に負けてしまった自分が情けない 苦笑)



そして、テキストで確認し、自分なりのストーリーを必要に応じて修正したら、あとは、それを「当たり前」のこととして頭にインプットすることです。
この「当たり前」と思うことが大事です。これも経験則ですが、新奇の知識であると身構えて覚えるのと、一般的に考えて当たり前の帰結である、軽く考えて覚えるのでは、精神的にかかる負担が違ってきます。


この2つの方法を使うと、覚える時間の短縮と、それ以上に、記憶の定着率が変わってくると思います。
一度、試してみてはいかがでしょうか。タダですし(笑)


それでは、今日はこの辺で。