海外在住者の国政選挙への投票

海外にいても、国政選挙に投票することができる。
(外務省HP:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html

ただこれには、在外選挙人証というものを取得する必要がある。

在外選挙人票を取得するには、結論から言うと、海外に来てから5ヶ月の期間を要する。
在外選挙人証の取得申請ができるようになるのが、在留3ヶ月目以降
・取得申請から、在外選挙人証を手に入れるようになるまで、2ヶ月かかる

なので、海外に来てから5ヶ月間は、選挙権を失うことになる。
違憲なんじゃないのか?と思うくらいあり得ん。

ところで、上記Webサイトによると、プロセスは以下の通り。
1.申請用紙に記入して領事館に提出
2.領事館で受付
3.日本の外務省に申請用紙送付
4.外務省から市町村選挙管理委員会へ申請用紙送付
5.市町村選挙管理員会で、選挙人として登録
6.市町村選挙管理委員会から外務省へ在外選挙人証を送付
7.外務省から領事館に在外選挙認証を送付
8.領事館が受け取り、在留邦人に渡す

申請用紙のフォーマットは、こちら。
http://www.soumu.go.jp/senkyo/pdf/zaigai6_1.pdf

取得申請ができるのが3ヶ月経過後で手続きが2ヶ月、というそれぞれが意味不明なのですが、そもそも在外選挙人証というものを獲らないといかん、というのが良く分からない。(3ヶ月というのは、日本国内で引越しした場合にも同様の縛りがありますが、それがそもそも意味不明。登録作業があるとしても、まさか手で登録名簿に記入するわけでもないし、3営業日もあれば十分じゃないのか?)

選挙人がダブって二重投票される(日本と在外とで)のを防ぐということが目的だとすると、在外選挙人証という「紙」を作ってやりとりする必要性は無い。まず、海外に転出しているわけだから、日本に住民票は無く、日本で選挙用紙が送付されることが無い。あとは海外でのダブりが問題になるけれども、選挙に行くときにパスポートを持っていくわけで、そのパスポートで投票されたことをシステム上で登録しておけば、2重に投票されるということは簡単に防げる。

選挙人を事前登録する必要はあるけれど、それはネットで、今の申請用紙に書いてあるようなことをデータで送って登録すれば済む話。1日もかからない。(このときに、どの国で投票するということも登録すれば、上記の問題はよりクリアに解決される。)

我が家は2月3日にセネガルに来たので、単純計算で7月3日くらいに選挙人証をゲットできるかもしれないけれど、ダメかもしれない。