ビザ申請手続き3日目
家の前に9時という約束に対して、今日は8時30分過ぎに到着したアマス君と共に、本日で、申請手続きは終了するはずという期待をこめて、出発。
ちなみに、車に乗ってすぐ、日本の首相が辞めたんだよ、と言ったら、「知ってるよ」とあっさり答えが返ってきた。自分は朝起きて首相辞任のニュースをYahoo!で知った後、フランスとセネガルのウェブサイトをチェックしたところ、フランスの大手新聞系のウェブサイトには情報が載っていたけれど、セネガルのには無かった。なので、どうして知ってるの?と聞いたら、ラジオで聞いたよ、と。セネガルの人々は、フランスのラジオ放送局rfi (radio france internationale)をよく聴いているのですが、それで知ったとの事。日本の首相辞任が、一日もたたないうちに西アフリカの無職のドライバーにまで知れ渡るなんて、すごい世の中です。
話を元に戻すと、ビザ発給事務所を訪問して、昨日発行してもらった住民票も加えて、必要書類を係官に提出。書類を確認する係官。。。ドキドキしながら待つと、「・・・を取ってくるように」とだけ聞こえた。また何か足りないの!?と思って確認してみると、以下の3つが必要との事。
1.印紙(200CFA)
2.健康診断書
3.身元保証書
1.はともかく、、、
健康診断書と身元保証書!?
聞いてないよ、という目で付き添いのアマス君を見ると、
I forgot it.
はあ。。。そうですか。
ということで、とりあえずビザの事務所を出て、今後どうするかをアマス君と相談。
自分「まず健康診断書だけど、どうやって取るの?」
アマス君「病院に行けば簡単に取れる」
自分「検査とか結構時間かかるの?」
アマス君「全然時間かからない。お金さえ払えばもらえるよ。セネガルだし」
自分「。。。そうですか。じゃあ、次の身元保証書だけど、要は何があればよいの?」
アマス君「学生なので、収入が無いよね。だから、こちらでの生活費を誰が払うのか、それを証明するものがあればいい。例えば、両親のレターのようなもの。それを、日本大使館が、『確かに両親から出たものである』と示してくれればいい。」
自分「こっちでの生活費は、貯金でまかなうんだけれど、、、そういう問題じゃないんだよね?」
アマス君「そう。そういう問題ではない。」
ということで、健康診断書を取るために病院へ。
例によって15分ほど待っていると、診察室に呼び込まれて、体温と血圧を測って、終了。本当に簡単。こんなんで大丈夫なのかと思いつつ、今回の目的はとりあえず紙をもらうことなので気にしない。
診断書をもらうために別のドクターのところに行くと、「黄熱病のイエローカードを持っているか?」と聞かれる。
家にあると言うと、「イエローカードがないと発行できない」と。
しょうがないので、いったん家に引き返してイエローカードを持って、再度病院へ。病院に着くと、さっきのドクターのところに運悪く急患が入り、45分ほど待ちぼうけ。でも、最終的には紙をもらえました。2000CFA。
次の問題は、身元保証書。日本から紙を送ってもらうとなると1週間はかかってしまうので、スキャンしてメールで送ってもらったらどうかとアマス君に言われる。日本だと原本以外は認められないことが多いから、多分原本を送ってもらわないとダメなんだよ、と悲観的になりつつ、とりあえず大使館へ。
大使館で相談をしたところ、予想通り、カラーコピーではダメだと。さらに言うと、原本を送ってもらってもそういうことが出来るかはわからないのでちょっと確認してみる、とのことでした。最終的には、両親のレターに押印してもらって、その印鑑証明と共にセネガルに送ってもらい、その印鑑証明をフランス語に訳してもらえないか、ということでお願いしました。
ということで、今日出来ることは終了。領事館には、どういう形で処理してもらえるのかを確認してもらいつつ、アマス君には、「ウチの息子の費用は全部面倒見る」的なドキュメントのドラフトを作ってもらうことに。
申請するどころか、むしろ2歩くらい後退してしまいました。