異動のミニマックス戦略

ミニマックス法
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
ミニマックス法(minimax)は、想定される最大の損害が最小になるように決断を行う戦略のこと。将棋、チェスなどといった完全情報ゲームをコンピュータに思考させるためのアルゴリズムの一つであり、それらの中で最も基礎となるものである。 これに対し、想定される最小の利益が最大になるように決断を行う戦略はマクシミン戦略という。

以前の日記で書いたとおり、配属希望に関する調査が行われて、それに関するフィードバック的なものが本日ありました。

今回の調査は、現場の担当者がまず記入して、(はなはだ不思議ですが)それを上司が見て、それでOKだったら、人事部に流れる、という仕組みらしく、今日はその上司と話をしました。

その調査では、私は、「アフリカをやりたいから今すぐにでも今の部署を離れたい」ということを書いたのですが、そうやって書いてしまうと、「今の部署を離れたい」というところだけが汲み取られて、フロントではなくバックに回される可能性が極めて高いとのこと。なので、当面の間は、基礎を固めるという意味でも、今のインド担当でフロントをやるという書き方にした方が良いのでは、というアドバイスでした。

もし、今のままの書き方だと、ハッピーなケースとそのときの効用と確率はこんな感じ。
●●(配属) = (効用、確率)
アフリカの営業= (10、1%)
インド担当の営業のまま = (3、5%)
バックオフィス = (-5、94%)

そして、上司に従い、書き方を変えると、こんな感じ。
アフリカの営業 = (10、0%)
インド担当の営業のまま = (3、100%)
バックオフィス = (-5、1%)

ミンマックス法により、「悪いケースになったとして、いいほうの選択肢をとる」とすると、後者のほうが安全ということで、後者の選択肢をとることにしました。
まあ、要はコンサバってことなんでしょうけど。

今の担当で、Extraordinaryな結果を残して、次回のタイミングで確実に異動できるように、がんばろう(そもそも、結果と異動希望がかなう確率が連動していないかもしれないけど、それはそれで別の会社に転職するときに材料に使えばよし。)