ららぽーと豊洲

今日は、インタビュー先が近かったのと、インタビューとインタビューの合間に時間があったので、マネージャーとともにららぽーと豊洲に「視察」に行きました。

悪くないんだけど、、、ちゅうとはんぱー、な感じは否めない。

いろいろとマネージャーとディスカッションをしたのですが、大きな結論としては、
・リピーターはつきにくいのでは?
・平日の昼間に恒常的に客を寄せる仕組みが足りないのでは?
というところ。

まあ、豊洲にある某企業の友人たちとご飯を食べるには、便利なんですけどね、個人的には。
でも、それ以外の用事では、、、子供が出来て、キッザニアに行くようになるまでは、二度と行かないだろうなぁ、平日・休日問わず。
(今日とか、来場者の顔ぶれを見ると、ターゲットとしている地元近隣住民よりも、明らかにリサーチ目的のスーツを着たおっさんの方が、数が多かったし。自分を含めて。。。)

しかし、こういうところに行ったとき(には限らないですが)、マネージャーの観察眼はやっぱりすごい。あるモノを見たときに、「そこから何が言えるのか」という部分が、鋭くて、深い。もちろん、こういう大型ショッピングモールに必要なモノに関する知識が豊富と言うこともあるのですが、それ以上に、事実から示唆を導き出す(Make facts into findings)能力がずば抜けて高い。そして、自分は、弱い。。。

たとえば、お店の並びから、対象年齢層を推測するというのは当然として、そこから逆に、その対象年齢層に必要な要素が何かを考えて、今の不足点を見出す。
ららぽーと豊洲で言えば、「小学生低学年」というのは、キッザニアがあることからも分かるとおり、明らかに「対象来場者」。そこから、ほぼ当然の帰結として対象顧客は、「小学生低学年を持つ家族」。
そこから、「小学生低学年を持つ家族」にとっての不満点を探し出す。たとえば、コンクリート敷きの中庭。海をイメージしているせいか、コンクリート敷き&うねってるんですが、はっきり言って、これは「小学生低学年を持つ家族」からしたら、危なすぎる。子供を放しておけない。したがって、これは最低でもゴム張り、できれば芝生にすべきだし、そうすれば、今度はその「芝生の中庭」が来場者の「目的地」にもなる。そうすると今度は、その「目的地」である「芝生の中庭」を「小学生低学年を持つ家族」を満喫させるためには、何がビジネスチャンスになるかと言うと、、、

と言う感じで、どんどん思考が伸びていきます。というか、そうらしい。。。
こんなのが、マネージャーと歩いていると、どんどんとマネージャーから出てきて、それに対して意見を求められる。「うーん、そうですね。。。」としか返せないことが多いのが、哀しいし、常に頭をフル回転させないといけないので、とてつもなく疲れるのですが、とても勉強になりました。

ちなみに、以前何かの本で読んだか、誰かに聞いたのか忘れましたが、
コンサルタントは、ファミレスに入ったら、オーダーを頼んでから出てくるまでの間に、お店の問題点とそれに対する改善案を出せるくらいでないと、ダメ」
というのがありました。短時間で、店内をざっとみて、そこから問題点を探って、改善点を挙げる。

今やっている「インタビュー」も、インタビュイーの発言から、何が言えて、何が推測できるのか、と言うところがコンサルタントとしての付加価値。なので、思考方法としては似たようなもんで、いい訓練になっていますが、まだまだ修行が足りん。がんばるぞっと。