NY到着

NYにつきました。雨。日本の梅雨そのもの。
NY到着前は、20度と機内放送があったのですが、降りてみると、かなーり蒸し暑い。
ところで、入国カードで、「今回の主な目的はビジネスですか?」という質問があります。
もし、ビジネス目的ならビジネスビザが必要でしょう、と思い、今回マネージャーにいつもミーティングなどでU.S.に行くときには、何て答えてますかと事前に聞いていたところ、「ビジネスって言ってるよ。それで特に問題になったことないし、もし何か言われても、ミーティングだけで特にお金をU.S.内で働いて稼ぐわけじゃないから、質問されても大丈夫だと思う」と言われました。
ということで、私も「Yes」にチェックををつけたのですが、なんとなく不安になって、「Yes」につけたチェックを塗りつぶして、「No」にチェックをつけました。その結果、

余計、怪しく見える。

ということが判明。。。

もう、しょうがないので、このままにしておいて、何か聞かれたら、「Training for the business」と答えよう、と決めていました。
で、入国審査なのですが、審査官に目的を聞かれて、準備しておいた通り答えたところ、期間だけを聞かれて、特に問題なし。どうも、いつもU.S.の入国の時には不安を覚えます。。。

空港から、Air Trainというシャトルに乗って、地下鉄の駅まで行って、そこから乗り換えて、最初の目的地の「ホテル」に向かう。どうも、U.S.に来ると、文明国という勝手な意識があるせいか、気が抜けるようで、最初のAir Trainを乗るときにも迷うし、目的の地下鉄の駅に至っては、ぼーっとしていて、普通に乗り過ごす。。。
そして、駅に戻っても、なかなかホテルが見つからず、30分以上、雨の降るNYの中を徘徊し、いろいろな人に聞き(誰も知らなかったけど)、最後には地下鉄に乗ってきたくせにさらにタクシーを使って、ようやく到着。。。

2時半ころ到着したのですが、チェックインは3時からとのこと。もちろん、それまで待っているつもりは毛頭無いので、荷物だけ預けて、早速観光に出かけることに。

実は、飛行機の中でガイドブックを見ているうちに、行きたいところの優先順位が変わり、その結果、優先順位が一番高くなったのは、「国連本部」。国際協力関係で仕事をしようとしているんだし、やっぱり一度はこの目で見て、雰囲気とかを感じて、モチベーションを上げたいなと、思ったわけです。

3時半ころ国連本部に到着。入り口に行くと、予想以上に観光客が多い(ざっと見て、200人くらいは、常に入場口に並んで、待っていた気がします)。ちょっと、うれしい。(てっきり、かなり空いていると思っていたので)。
見学ツアーがあるというのをガイドブックを見て知っていたので、早速それを申し込むことにする。
この見学ツアー、朝から夕方まで約30分に一回のペースで出ているのですが、その中で1日一回だけ、日本語解説の見学ツアーがあります。今回、私が申し込んだときに、ちょうど日本語のツアーが出るということだったので、ラッキーだなーと思って、日本語のツアーにしようかと一度は考えました。ただ、せっかく国連に来てるんだし、きっと日本語で聞くよりも英語で聞くほうが雰囲気が出るし、モチベーションもあがるだろう、という微妙に良くわからない理由で、英語で聞くことに。

安全保障理事会信託統治理事会、経済社会理事会、国連総会、の順に議事堂を回り、その合間で、各国からの寄贈品や、平和関連のモニュメントなどを解説付きで見る。実際に、国連という場を見ることで、目論見どおり、かなりモチベーションが上がった気がします。絶対に、このオフィスに、今度は働くという目的のために来てやると決意を新たにした思いです。

国連本部に1時間半ほど滞在した後、次の目的地の「オイスターバー」へ。このオイスターバーは、品川にあるオイスターバーの本店で、NYのグランドセントラル駅が開業したのと同時にオープン、という歴史あるお店。中に入ってみると、気取った感じはあまりせず、なんとなく、ドイツのビアホールを思わせる雰囲気(地下だし、壁がレンガっぽくなっていたせいで、そういう雰囲気を感じたのかもしれません)。そこで、目的のカキを頂くことに。このお店、カキの種類がかなり多くて、どれがどれだかなんてわかるわけも無いので、とりあえず片っ端からNY産のものをチョイスして、生で頂く。味は、日本の宮島で食べたカキのほうがおいしかったような気もするけど、ここで食べたものも、どれもおいしいと思う。そして、何よりもこのお店でおいしかったのが、魚のフィレ。ディナーのメインメニューを一品選んで、その中にあったのですが、淡白なんだけど、コクがあって、かなりおいしかったです。ビールも飲んで、かなり満足。

ところで、オイスターバーで夕食を食べている最中から、モーレツに眠くなってきました。いくら飛行機の中で眠って、時差ぼけを小さくしたとはいえ、やっぱり眠いものは眠い。ということで、早めに次の目的地に行って少し寝ることに。

で、次&本日の最終目的地である、マジェスティック・シアターに。ところで、その途中で、タイムズ・スクウェアを通ったのですが、TVで良く見る光景が目の前に広がって、初めて、NYに来たことを実感。

マジェスティック・シアターでは、「オペラ座の怪人」を見る。とりあえず、チケットカウンターで日本で予約した分のチケットをもらい、中に入ることに。すると、開演1時間前で早かったらしく、「まだ早いよ。30分前に来てね」とあっさり断られる。

実は、このころ、本当に本当に眠くて、疲れてて、どこかで座って、15分でいいから寝かせて欲しかった。でないと、まず、間違いなく、ミュージカルの最中に爆睡しちゃうから!でも、劇場には入れなかったし、近くのカフェも、どこを見ても席が埋まっているので、しょうがないから、ひたすら30分歩くことに。結果的には、タイムズスクウェアブロードウェーをかなりしっかり堪能できたので、とても楽しかったです。ただ、ほんとにひたすら歩いたという感じで、もう何も考える力は残ってなかったですが。。。

30分間の歩行の後、劇場に戻ると、さっきは誰もいなかった入り口付近に、大量の人が集まって、開場を待っている。その待ってる間に、売り子からプログラムを購入。10ドル也。「オペラ座の怪人」について、ほとんど何も知らなかったので、ストーリーくらいはなんとなく押さえたい!と思って買ったのですが、ストーリー自体には全く触れられておらず、すこし残念(まあ、当然ですが。。。)。それでも、このミュージカルの歴史などがわかって、それはそれで面白かったので良かったです。

そして、ついに開演30分前、入場開始!劇場内に入り、(偶然見つけた)日本語のストーリー案内レシーバーをレンタルして、自分の席に着く。結構ためらったものの、ここで寝なければ100%寝てしまう、と思い、爆睡モードに入る。目が覚めると、両脇にアメリカ人(かな?)が二人。どう思われてたんだろうなぁ。。。
20時、ミュージカル開演。オペラ歌手並みの歌唱力、オーケストラの生演奏、しっかりした筋書きなどのおかげで(一部を除き)眠ることなしに、楽しむことが出来ました。特に、ストーリーが良かったと思うので、日本に帰ったら、DVDでも借りて見たいと思います。

10時半にミュージカルが終了し、ホテルに帰る。そして、ホテルに帰ると、受付が閉まってる。。。すぐに帰ります、見たいな事が書いてあったのでそれを信頼していたのですが、1時間ほど待った後に、これは来ないだろう、と思って、同じようにホテルの前にたたずんでいた人に聞いたところ、同じ建物の真後ろに空いているオフィスがあるとのこと。そんなの、わからんぞ、、、、、、、とかなりムカつきながら、オフィスに向かう。オフィスにつくと、あからさまにうざそうな顔をされて、迎えられる。最初は、予約されてないとか言うものの、プリントアウトした予約確認表を提示して、探させると、「予約があるのはわかったけど、部屋が無い」みたいなことを言い出す。おいおいおいおい。。。。ここ、U.S.ですよね????と思いたくなるような対応状況だけど、まあしょうがないので、どうにかしてもらうように頼むと、他の部屋を探してくれたようで、無事にチェックインを果たす。(このチェックインまでの間、かなりぞんざいな扱いをされてさらにムカついたのですが、もう同でもよくなったので、今の段階ではほぼ忘れてしまってます。。。)

そんなこんなで、ベッドに入れたのは、午前1時すぎ。。。でも、どうにかありつけただけでも、幸せだと思われる。

長い長い1日が終了しました。