île de Goree

今日は、ダカールと目の鼻の先にある、île de Goreeという島に行く。
この島は、その昔、奴隷貿易が盛んだったころ、アフリカ各地から連れてこられた奴隷たちを、アメリカやヨーロッパに連れ出すときの、ゲートウェイになった島。
この島にある博物館で、昔の奴隷貿易に関する資料や、実際に当時用いられた、奴隷たちを拘束する器具、奴隷たちが一時的に「格納」された部屋を見る。
解説は全てフランス語だったのでほとんど分かりませんでしたが、当時の様子を描いた絵などもあって、どのような様子で行われていたのかが、かなりわかりやすく展示されていました。
自分にとって印象的だったのは、ガイドの方が説明してくれた話で、
家族として「捕獲」された人々は、男性、女性、子供に分けられて格納されて、番号を押される(文字通り、烙印されます。)そして、もう2度と彼らは出会うことは無い。
というものでした。
いろいろな想いが錯綜しましたが、こういうことが、普通にまかり通ってしまっていた社会が、実際にあった。それによって、筆舌に尽くしがたい、精神的、肉体的苦痛を受けた人が、実際にいる。ということだけは、忘れてはならない、と思いました。
そして、理由は違えど、人身売買は、依然としてこの地球上で行われていて、同じような思いをしている人が今もいる、ということにも、想いをめぐらせました。

その後、昼食を食べて、Dakarに戻る。明日以降のホテルの予約を済ませる。
クリスマス、ではありますが、一人。
でも、せっかくのクリスマスなので、
1.ゆっくりと静かなところで
2.海の近くで
3.美味しいご飯を食べて
過ごしたい、と想い、Dakar郊外のビーチに近いところに宿を取りました。それほど高くも無いので、いい感じ。
(最初は、Saly-Portugalというビーチリゾートにしようと思いましたが、すんごい高い(といっても、2泊食事込みで、25000円くらいですが。。。)のと、あまり良いところに泊まっても、一人だと余計寂しくなるかも、、、と日和り、断念。)