システム部長を請け負うサービス

http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200505230002.html

「情報システム部長を請け負います」―。ビーブレイクシステムズ(東京都品川区、白岩次郎社長、03・5487・7855)は、上場を目指すベンチャー企業を主な対象に、IT投資の方向付けや情報システムづくりを請け負う新サービス「情報システム部長アウトソーシング(外部委託)サービス」を6月に始める。急成長ベンチャーでは、IT投資のニーズが大きい割にIT専門家が手薄な点に着目。初年度、数十件の受注を見込む。価格は100万円から。

 情報システム部長アウトソーシングサービスでは、IT活用による企業管理体制の整備、情報システムの要件定義、システム導入業者の選定、各種ITコンサルティングから情報システム部員の採用支援まで幅広く手がける。

 請負契約を結び、企業の内部に入る形で、情報システム構築の窓口や実現役を務める。

 とくに管理会計をはじめとする会計システム周りに力を入れる。同サービスの主な対象企業とする、上場を目指すベンチャー企業あるいは上場間もないベンチャー企業は、管理体制の構築・整備が欠かせないが相応の人材が不足している。そうした齟齬(そご)を新サービスで解消する。

 ビーブレイクは、統合業務ソフト(ERP)最大手のSAP日本法人の元社員らが設立した会社で、会計システム関連が得意分野。その強みを生かす。

 料金は1カ月の契約で100万円から。新規上場会社数が年間100社を上回っていることなどからして初年度数十件の受注を目指していく。

 同社では「ベンチャー企業に絞ったこの種のサービスは、これまであるようでなかった。ニッチだが確かなニーズがある市場」と見ている。

これに似たサービスを考えたことがあります。(厳密に言えば、まだ考えてます。)
今回のサービスですが、月間100万円の契約が最低価格なので、上場を目指す、or 上場間もない、ということも考え合わせると、ベンチャーとはいえ、十分会社の体制が整っている企業がターゲット。
ただ、ベンチャー企業って、基本的に若者が主流だし、そういう人たちは、ITリテラシーが十分にあるのが一般的だから、月間100万円ものお金を払ってやるのか?ちょっと疑問です。
SAP出身であれば、システムと同時に、上場時に必要となる会計業務のBPRも一緒にやれば、きっとある程度うまく行くのではないでしょうか。