「すべては一杯のコーヒーから」

今日、「すべては一杯のコーヒーから」を読みました。タリーズコーヒージャパンの創業者である松田氏の書いた本で、松田氏の子供時代から、どうやってタリーズコーヒーの創業にいたったのか、その後にどのような苦労をしたのか、が書かれている本です。
この本を読んで強く感じたのは、「消費者の需要の二極分化」と、「企業の供給の二極分化」を正確に捉えることの重要性、捉えた後のこだわりの重要性です。
いまさらな話題ではありますが、やはり「いいものには少しくらい高くてもお金は出す」という点を執拗なまでに追求することが、今の企業の生命線になっていると再度実感しました。
今となっては極めて当たり前の考え方ですが、この手の事例本(と勝手に呼んでます)に触れることで実際の世界でどのように働くのかが分かるし、自分の頭の整理にもなるので、呼んでよかったなーと思いました。
もちろん、著者の松田氏の夢を追うことへの姿勢にも触れることで、自分を鼓舞することも出来たので、良かったです。
大変なんだけど、夢ってあきらめちゃダメだなと再度認識。
有名な言葉で、昨日読んだ本「ベタ惚れさせるマネージメント」にも書いてあったんですが

成功は夢見たときから走り出す
夢は逃げない
あなた自身が夢の前から逃げ出しただけだ
夢はいつもそこにいる

と言うのがありますよね。結構キッツいですが、好きな言葉の一つです。
また、

「夢は何ですか?」と部下にたずねたときに、三秒で答えが出ないようでは、それは夢ではないんです。

とも書かれています。本当に夢として認識していれば、常日頃から何かしらそれについて考え、努力しているだろうから、それくらいで出てくるようになっているはずだ、ということですね。(たぶん)
自分は、将来やりたいことに対して、今まで選択肢を如何にして増やすか、を考えてきたので、ここまで明確な夢って今はないんです。
だけど、何かしらのスペシャリストになるのであれば、絶対に早く始めたほうがいいとも思っています。だって、同じ能力の人が、1年やるのと10年やるのとでは、絶対にアウトプットが違うし、逆に言えば能力が少しくらい劣っても、情熱を持って、執拗に長い時間追い続ければ、能力で負けても、逆転できると思うんですよ。
と言うことで、そろそろ決めなきゃなぁと考えている今日この頃です。