「自分なり」を考える。

まず、プロフェッショナルとして、求められる価値について、自分なりの意見を書きます。以下は、自分のブログ*1からの引用です。

お客さんは、プロに何を求めるか。

ざっくりとした言い方をすると、どの職業にも言えることとして、

「プロとして正しい知識を身につけて、できる限り最高の価値を提供してもらうこと」

ということではないでしょうか。

まず、この姿勢を念頭に置きます。
では、できる限り最高の価値を提供する、しかも、自分にしか出せない価値を提供するには、何を考えるべきなのか。


「自分が他の人とは違うところを探す」というところがスタートラインになると思います。それでは、自分がほかの人と、一体何が違うのか。


間違いなく言えることは、「過去の経験が他の人とは違う」ということです。
他の人と完全に同じバックグラウンドを持った人は、いないでしょう。


そう考えた場合に、共通的な課題に対して、アウトプットを出す際に、「一般的な知見」+「過去の経験に基づいた観点・切り口」を加えるということが、自分なりの価値を出す方法ではないか、と自分は考えています。


例えば、過去に野球の経験がある場合。あるプロジェクトで、提案書を書く場合に、他の人が書けるような一般的なことを初めにアウトラインとして書いて、さらに、付加価値として、野球におけるチームビルディングの重要性から、プロジェクトにおける組織運営について、一味加えたことを書いたり、書かないにしても、プレゼンテーションの際にちょっとした具体例として提示するということもできると思います。


もちろん、ビジネスの場なので、過去のビジネスの経験を活かすほうがより多くの切り口で語れると思いますが、必ずしもビジネスの経験でなくとも、考え方次第では、いくらでも付加価値となる切り口はある、ということです。


「一般的な知見」のレベルを、日常の情報収集からどこまで高めるか。「過去の経験に基づいた観点・切り口」を、引き出しとしてどこまで増やすことができるか。そして、その引き出しを使うだけの知的労働力を、どこまでつぎ込むことができるか。この3点が要諦でしょう。


それでは、今日はこの辺で。