テオティワカン

今日は、メキシコシティ近郊の遺跡、テオティワカン遺跡の半日ツアーに参加。
道の途中で、いくつか面白いものを見ることが出来ました。
1.地熱発電
 メキシコは、火山が多いので地熱発電が結構発展しているらしい。メキシコシティからテオティワカンに向かう間にもいくつかありました。

2.山に張り付く家々
 メキシコの総人口は、1億500万人なのですが、そのうち2,200万人がメキシコ州に住み、そのうち680万人がメキシコシティに住んでいます。さらに、面積は日本の約5.倍なので、メキシコシティへの集中度が極めて高い。したがって、地方ではかなり人口はまばらなので、仕事がなかなかない。ということで、地方で仕事にあぶれた大量の人が、メキシコシティにやってきます。そんな彼らは、仕事にあぶれてくるため基本的にはお金が無いため、メキシコシティの中心地に普通に居を構えることができません。ということで、周辺の山べりに勝手に家を建てます。そこで、勝手に道を引き、水道まで引き、結果としてきちんと郵便は届くし、5年間そこですみ続けると市民権がもらえるようになるのです。
しかし、5年後に市民権が手に入ると、当然のことながら税金を支払わないといけないので、そんなことを避けるために、家の一部を少しだけ崩しておいて、「まだ住み始めているところで、住んでから5年なんて経ってないですよ」と言い訳をするらしい。。。すごい。

さて、遺跡の話。
この遺跡で有名なのは、アステカ帝国時代に作られたピラミッドで、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」の2つの大きいのがあります。
このうち、大きなほうは「太陽のピラミッド」なのですが、なんと世界のピラミッドの中で世界第三位とのこと(高さは65m)。
当然のごとく登ったのですが、高地の成果、やたらと息が切れる(標高は2,000m以上で、富士山で言うと5合目を超えます)。登りきった後、若干気持ち悪くなったので、軽い高山病にかかったんだろうか。。。

夕食

今日の夕食は、Hacienda de los Moralesというレストラン。日本で大晦日の夕食を探すことになったのですが、現地の駐在員の奥さんがしたためてらっしゃるBlogで発見したお店。
日本から電話で予約をしようとしたのですが、聞いてみたところ、当日にチケットを購入しないといけないとのこと。したがって、テオティワカン遺跡の半日ツアーから帰ってきた直後に、レストランに向かい席を確保することに。地元でもやはり人気のお店らしく、午後2時過ぎにお店に着いたときには、すでに残りのテーブル数は、5をきっていたようで、かなりギリでした。
レストランの予約を無事済ませたあとに、近くで昼食を取り、その後、私以外の家族は国立人類学博物館へ。私は、あんまりにも眠かったため、1人でホテルに帰り、夜まで熟睡。
20時過ぎに起床して、いざレストランへ。ちょっとフォーマルなお店だったことから、日本での面接で使ったスーツを着て行ったところ、回りの人も同じような感じでした。
そこで、24時近くまでゆっくりと食事。生バンドのラテンな音楽が流れるなか、ダンススペースでは踊りまくる人々がいて、とてもにぎやかな感じに。海外のこういう機会でいつも思うんですが、やっぱり社交ダンスは、基本だけでもいいからきちんとやっておいたほうが良いと思います。海外って、こういうパーティチックなところに来るような人は、やっぱりそつなく踊れるし、踊れたほうが絶対に楽しめるし。
そんなこんなで、24時のカウントダウンを迎えることに。レストランのライトが落ち、カウントダウンがあり、大盛り上がりの中、2007年を迎えました。

一年の振り返り

さて、メキシコの旅行話から少しはなれて、一年を振り返ります。
結論から言うと、今年の出来は、100点満点で30点。もう、全然ダメダメでした。。。

以後、構成は以下の通り
1.成果目標の達成度合いの確認(配点80点)
2.成果目標以外の達成事項(配点20点)
3.総括


1.成果目標の達成度合い
今年の元旦のBlogを見るとこんな目標を立てていたようです。

ボーナスのインセンティブ可能限度額の90%以上ゲット(①)
→ ボーナスの仕組み的に、入社後すぐにボーナスの時期がきて評価も何も無い状態で最低額をもらったので、達成できず。

本Blogの継続(毎日習慣として書き続けることに意義がある。)(②)
→ 達成

メルマガを発行(始めることに意義がある)。(③)
→ 達成できず

哲学、政治経済の古典的名著を、1ヶ月に最低1冊読み、本質を自分なりに説明できるようにする。(Blogで書きます。とりあえずは、旅行中に読んだ「社会契約論」から。)(④)
 → 構造主義の本とか、それなりに読んではいたのですが、ペースは低いしBlogでも書かなかったので、達成できず

定期的に運動をして、体力をつける。(テニススクールへの通学を再開。それとは別に定期的な運動も。)(⑤)
→ テニスをほぼ月1でやるようになったのは、良かったかな。

スペイン語(Novaのクラスで中級レベルにいけるように。)(⑥)
→ 全然ダメ。スペイン旅行でかなり上達はしたものの、Novaの中級なんてレベルでは無い。。。

クラシック音楽に対する理解を深める(今年は、とりあえずベートーベンに注力)(⑦)
→ 結構クラシックは聞きまくったけど、理解を深める、というレベルでは無かったなー、というのが感想。

国際法(とりあえず、今読んでいる「講義国際法」を早く終わらせて、次に行かねば。あと、目安の設定も必要。)(⑧)
→ 「講義国際法」すら読みきれなかった。。。

8つのうち、達成できたと胸をはっていえるのが1つ、ある程度出来たかなと思えるのが1つ、あとはぜんぜんダメ。なので、1.5/8くらいの出来か。で、ざっくり20点。

2.成果目標以外の達成事項
・社会人生活で一番遊んだ
 → 間違いなく今までで一番プレッシャーのかかる仕事環境の中、きちんとライフワークバランスを保てたと思います
・猫背にかなりの改善が見られた
 → 猫背を直すツボを教わり、いろいろな人から「猫背無くなったね」といわれました。Thanks カンボジア兄!
・自転車を初めた
 → ロードバイク
ざっくり10点。

3.総括
ということで、成果面で見ると、30点。

ライフワークバランスという観点で見ると、過去数年で以下の様な変化があったかなーと感じています。
インド前 仕事7:勉強2:遊び1
インド 仕事+勉強8:遊び2
今年 仕事5:勉強1:遊び4

ということで、以下のことが言えます。
・遊びの比率が増加の一途をたどる一方で、勉強の比率が減少し続けている

特に今年は、勉強をしなかったなーというのが、実感。理由としては、以下の2点であると認識しています。
・今の仕事では、知識が重要であることは疑う余地が無いが、論理的思考と比較すると相対的に重要度が下がる。したがって、勉強に対するインセンティブが小さくなり、結果として勉強をしなかった
・今の仕事は、初めての仕事でありペースが分からなかったので、全体で見たときの比率が下がったとはいえ、やはり仕事はそれなりに忙しかった。その一方で、遊びを充実させようという思いも強かったため、結果として勉強に残された時間が少なくなってしまった

しかし、周りのデキる人やマネージャを見てると、彼らはとてもよく勉強をしている。
日経新聞日経ビジネスの各号をきちんと読むのは当たり前
・その上で、CEOや役員クラスが読みそうな本や気になる話題は確実にチェックして自分なりの意見を持つ
・さらに、各人の専門分野に関する文献もチェック
当然といえば当然なのですが、これをむちゃくちゃ忙しい仕事の合間を縫って、確実に実行しているところが、すごい。

2007年1月1日のBlogではこの点を踏まえて、かつ自分のありたい姿を加味した上で、来年の成果目標を立てようと思います。

まあなんにせよ、「今この瞬間に死んでも悔いは残らない」と胸をはっていえるような時間の使い方は出来ていたつもりなので、満足な一年ではありました。成果といえるかどうか分からないのでカウントしなかったですが、やはり新しい会社に入って、とても能力的・人格的にすばらしい人々に会え、それ以外でもカンボジア兄つながりで多くの人と知り合えたのは、私の人生にとってとても大きなインパクトであったと思っています。今までは、転職をして多くの人とは会ったけど、それでも何となくITという軸はあったし、似たようなバックグラウンドや将来的な目標をもった人が多かったですが、今年の1年はバックグラウンドも、目指すところもぜんぜん違う人と多く出会えることが出来ました。感覚として、視野が、この1年で今までの2倍になったような感じです。いやー、すごい楽しい1年だった。