マックがジンバブエに進出を検討?

少し前の記事ですが、ビックリ。以下要約。

マクドナルドは、ジンバブエでの開業に向けて、開業日は未であるが、じきに検討を進めるとしている。(eventually we will take steps)
同社は1999年に、ジンバブエへの参入意図を示したものの、予期せぬ経済危機によりいったん中止。この経済危機は、97年にムガベ大統領が70年代の独立戦争時の5万人の兵士に対して恩給を許可したことから始まった。支払いをするための予算は無く、さらに通貨危機の影響もあり97年11月14日の、1ジンバブエドルが14USドルから26USドルに跳ね上がった。
さらに、ジンバブエ証券取引所の株価が40%暴落。IMFの資金供与拒否と白人所有農地没収政策でさらに状況は悪化。多数の投資家が閉店し崩壊する経済から退避。その中でマクドナルドは、その計画を静かに引き下げた。
現在では、ムガベ大統領とツァンギライ首相の、経済を安定させた連立政権樹立により、新たな関心を呼んでいるところ。

http://www.zimonline.co.za/Article.aspx?ArticleId=6282

eventually とか、will take stepsとか、なんだかどっかの国の政治家の答弁みたいですが、火のないところに煙は立たないわけで。

ジンバブエに行くぐらいなら、セネガルに来てくれ、と自分は思うし、きっと他の多くのアフリカ諸国がそう思うんだろうなぁ。

ちなみに、現時点でアフリカでマクドナルドが出店していると確認できた国と、それぞれの一人当たりGDPは以下の通り。

エジプト 2,364ドル
ロッコ 2,904ドル
南アフリカ 5,713ドル
(出所:マック出店リストはマックのウェブサイトhttp://www.aboutmcdonalds.com/country/map.htmlと、自身の2007年の経験(なぜかモロッコのマックは、上記のサイトに載っていない。閉店した、ってことは無いと思うのだけれど。)一人当たりGDP(名目、ドル建て)は、今日時点でのCIA World Fact Bookで、GDP(Official exchange rate)を人口で割ったもの)

ちなみに、ジンバブエは、上記データベースでは、309ドルです。格差が激しいこと考えると、買えるのはごく一部の裕福なジンバブエ人と駐在系の外人(後者が意外と多いのかも。)

そして、アフリカの相当数の国が、これよりも高いはずです。例えばセネガルは906ドルだし。やっぱり、セネガルに来てほしいなぁ。