ナスと新聞と小説

読書が好きなので、こちらに来ても新聞、雑誌、小説などを購入します。今日はその値段をご紹介。

まず新聞。こちらでよく目にする日刊の新聞(Le Soleil(="太陽"の意味))は一部200CFA(約40円)。ダカールの他の物価と比べると、例えば市場で買うナスが1kgで400CFA(約80円)。ヨメ曰く、日本だとナス1kgは300円以上するということなので仮にナス1kg=300円の価値とすると、新聞の200CFAというのは日本ではナス500gに相当する値段。単純計算すると、300円×500g/1kg = 150円の価値。1ヶ月(30日)買い続けると4,500円なので、安くは無いけど、まあすごい高いという感じではない。

一方、ビジネス週刊誌、小説、参考書等々、多くの出版物がフランスからの輸入。紀伊国屋の洋書コーナー買う感覚。

まず、ビジネス週刊誌。Jeune Afriqueという雑誌を例に取ると、一部1,600CFA(約320円)。絶対金額で見ると日本で買う週刊誌とあまり変わりませんが、上記のナス換算式によれば、この雑誌は、ナス4kg(1,600/400)に相当する価値があると言うことになるので、300円×4 = 1,200円。日本で売っている週刊のビジネス雑誌で、1,200円もするものは、僕は知りません。

さらに小説となると、、、この前買った小説(ペーパーバック267ページ。2009年8月)が11,500CFA(約2300円)。紀伊国屋で洋書を買えばこんなもんか、と思いきや、上記のナス換算式によれば、この小説は、ナス28.75kg(11,500/400)に相当する価値ということなので、300円×28.75=8,625円相当。計算してビックリ。

雑誌も小説も地元のを買えばいいんじゃないか、という感じですが、地元出版の小説はほとんど見当たらず(小説については見たことない)、実質的には全てがこの水準。セネガルの読書好きは、どうしてるんだろう。

ちなみに、ナスを選んだ理由は、何か学問的な理由があるわけではなく、たまたま市場で今日買ったもの(=外人価格でなくて現地価格に比較的近い、はず)で値段を覚えていたというだけ。全く恣意的ですのでご了承くださいませ。