上司に注意する
上司に注文をつけたり、こうしてくださいよと忠告するのは良くあるのですが、生まれて初めて、心が痛みました。
今の私の部署の課長は、7月にやってきた方。
その課長が、3週間ほど前の部署前ミーティングで、一人一人に面接をする、とおっしゃった。
年齢が上の職員から順に面接を行っていて、私は、先月23日に実施。そのときの日記にも書いたのですが、ちょっとイマイチな感じで、あまり有意義な感じではなかった。
それから時がたち、今、私の後ろに座っているちょっと下の方と、昨日面接が行われたらしくて、そのことについて喋ってました。
その方は、与えられた仕事の一つ一つが敗戦処理系の仕事であることから、基本的には後ろ向きで、こまっかいところをしらみつぶしにしないといけなくて、細かい処理が多い。なので、精神的にはかなりしんどいけど、成果としてはタダでさえ課長には見えづらい。さらに、その処理の細かさから、通常の業務では課長代理と話はするけれども、課長とは話をすることがかなり少ない。でも、精緻な処理が求められるので、時間はかかり12時すぎまで会社にいることが良くある。
その方との面接で、課長が言ったことは、「●●さん、暇ですよね。なので、他の国も担当してもらおうと思うのですが、どう?」。
本当に、「暇」と言ったのかは微妙なところではあるものの、少なくとも聞き手はそう受取った。
その場では、「いやいや忙しいですよ」普通に反応したものの、かなりむかつくと共に、哀しくなった、と。
そりゃあ、そうだろう、と思いました。ちょっと、あまりにも発言が軽率すぎる。
今の課長は、一つ一つは重くないけれども、非常に数多くの仕事を抱えているのですが、処理方法にいろいろと問題があることから、基本的にいっぱいいっぱいになっていて、部下が見れていないというのが、周りを含めた共通認識なのですが、それが露呈した形。
さらに、おそらくですが、きっと課長は、このやり取りを重く受け止めてない、というかそういうところに思いをやる余裕が無い。
ということで、ちょっと今回のことはちゃんと受け止めてもらおうと思うために、課長と話をしようと決めました。
が、決めた後、どう話をするのがいいのか、30分くらい悩みました。
●●さんから聞いたんですが、と言ってしまうと、●●さんがチクったみたいに受取られる可能性がある(小学生じゃあるまいし、と思うけれども、こういう風に思う人はかなり多い)し、とは言え、●●さんとのその面談での発言は余りにも的外れであるということを伝えたいし、、、おまけに、この課長、なんというか、精神的にあまり強くないような感じもするので、言ったらきっと凹むだろうなぁということが予想され、私にとっては、かなりしんどいというか、難しい問題でした。
もんもんとしていたら、課長が全く別件で私の席のところに来て話をしたので、もうこの場で言うしかないと思い、「実は、●●さんから聞いたのですが、、、」という形で話をしました。たぶん、間違いだと思うのですが、それでも何もしないよりはいいかと判断しました。ポイントとして、●●さんはほんっとうに忙しいということ、しかも後ろ向きな仕事なので精神的にもそれなりに負荷がかかっているので、大変であることを認識して欲しいということ、というのを言った後で、対応としては、通常の業務ではあまり接点が無いのだから、ふらっと席のところにきて、頻繁に声をかけるというようなことをしたらどうでしょう、というようなことを話しました。ああ、こういうの本当に下手だ、と思いました。。。
言った後、課長は予想通り凹んでいるように見えました。言いたいことは伝わったし、ある意味効いたとは思うのですが、背中が、ちょっと寂しかった。
あー、どうすればよかったんだろう。