エッサウィラに移動

朝8時半のバスでマラケシュを離れ、一路大西洋岸の町、エッサウィラへ。

この町は、きれいなビーチとおいしい魚、こぎれいなメディナでモロッコ人にも人気の観光地。さらに、それに輪を掛けてヨーロッパ人にも人気で、一泊10万円以上もするホテルが続々と建っている一大リゾートになっています。

昼前にバスで到着して、明日のバスのチケットを購入。バスのチケットを購入するために並んでいるときに、声を掛けられたホテルの客引きと、値段と部屋の確認をして、それほど悪くも無いと思ったので、客引きに連れられてホテルにチェックイン。

ホテルは、メディナの中にあるので、ホテルに行くまでに結構メディナの中を歩いたのですが、このメディナ、本当にきれい。どういうところがキレイかと言うと、以下の3点。
１．壁
建物の壁が（ほとんど)白に統一されていて、あまり汚れた感じを受けない。ギリシャの町並みを思い起こさせます（って、ギリシャには行ったことないですが）

２．道
ごみが全然落ちてない。石畳で整備されているところとそうでないところがあるのですが、概して歩きやすい。

３．声を掛けられない
ちょっとずれるかもしれないですけど、何が一番いいって、これが一番です。マラケシュのメディナは個人的には大好きなのですが、いかんせん、ものすごーく声を掛けられる。別に相手をするわけではないし、ひたすら無視して歩くのですが、それでもやっぱり疲れる。それを引き換え、エッサウィラのメディナでは、全く声を掛けられません。間違いなく、町か何かで何かしらの規制を戦略的に掛けているのだと思うのですが、これは大正解だと思う。本当に、全然声を掛けられないから、逆にいろいろなレストランを見たりお店を見たり出来るし、歩くスピードもゆっくりになるし。

メディナを一通り歩いた後は、昼食。これも、なんとも趣の或るモロッコな感じのするレストラン。それほど高いわけではない（お腹一杯食べて71DH=1200円くらい）けれど、壁一面にじゅうたんが掛けられていて、店内全体がエキゾチックな感じがする。しかも音楽も何も掛けてないからとても静かで、いい感じでした。

町全体が、観光客が増えても、観光地ズレしないように気をつけているような、そんな雰囲気を感じる街です。今後も、この町は着実に観光客を増やしていくと思います。（さすがに、日本からの観光客が増えるとは思いませんが。。。）もし、私が将来ヨーロッパに定住することになったら、ぜひとももう一度来たい。そのときには、リゾートホテルでのんびりとしたい。。。

明日は、14時15分のバスで出発して、途中ビーチリゾートのアガディールというところで乗り換えて（ここで一泊するとえらく高くつくので。。。）、一路タンタンというところに向かいます。きっと到着は夜中。そして、ついに地球の歩き方でカバーされていない地域に突入。Webでは情報を集めつつあるものの最新ではないので、移動手段等も含めて現地で主に収集することになります。そろそろモーリタニア国境越えについても、詳細なルートとスケジュールを組んだほうがよさそう。楽しみです。