マニラ情報(備忘録)

空港から市内に向かって、左手にマニラ湾を見ながら走る大通り。南国らしさを感じさせるヤシの並木通りに沿って、近代的なビルやホテルが立ち並んでいます。ロハス大通りの名は、戦後の初代大統領マヌエル・ロハスにちなんでつけられました。

  • エルミタ地区(Ermita)

マビニ通り(Mabini St.)とデル・ピラール通り(M.H. del Pilar St.)を中心としたマニラ地区の心臓部。高級ホテルやレストラン、土産品店、アメリカ大使館などが並んでいます。観光スポットにも近く、旅行者に必要なものがすべて揃う、便利なエリアです。

  • リサール・パーク(Rizal Park)

フィリピンの国民的英雄ホセ・リサール記念像がある、広大な緑と芝生、噴水の美しい公園。公園の東側はアグリフィナ・サークルと呼ばれ、中央に置かれた大きな地球儀の周囲はローラースケートリンクになっています。少し離れたところにはマニラ水族館もあります。

  • イントラムロス(Intramuros)

1571年、スペインがフィリピン統治のために建てた旧城壁都市。“市の中のし”と呼ばれ、かつて7つの門を持っていました。城壁内にはロマネスク風建築物が多く建てられていましたが、第二次世界大戦末期にほとんどが破壊され、現在当時の建造物で残っているのはサン・アグスチン教会ただ一つです。

  • サン・アグスチン教会(San Agustin Church)

599〜1606年に建てられた、フィリピン最古の石造建築の教会です。教会内はバロック風のインテリアで、パリから取り寄せられたシャンデリアや、イタリア人アーティストによる壁画や祭壇を見ることができます。世界遺産にも指定されています。

  • マニラ大聖堂(Manila Cathedral)

フィリピンでもっとも重要とされている教会で、1571年に創建されました。第二次世界大戦で破壊されましたが、1958年に再建されました。ドーム状の屋根とベルタワーはイントラムロスの中でも最も目を引きます。素晴らしいステンドグラスはフィリピン人アーティストによるもの。前方にあるパイプオルガンは4500本ものパイプを持ち、アジアで最も大きいオルガンの一つです。

  • サンチャゴ要塞跡(Fort Santiago)

イントラロムスの北の一角に位置し、かつてスペインやアメリカがフィリピンを統治していた頃に、軍事的に最も重要な役割を果たしていた場所。城門内にはリサール記念館があり、ホセ・リサールが使っていた机や服、当時描かれた絵画などが展示されています。

  • カーサ・マニラ博物館(Casa Manila Museum)

石畳のルナ通りを挟んで、サン・アグスチン教会のちょうど向い側に位置しています。スペイン統治時代の特権階級の家を忠実に再現し、内装はもちろん、家具、調度品、絵画などが当時の裕福な生活様式を伝えています。館内にはレストラン、ホテル。骨董品店、ハンディクラフトショップなどがあります。

  • アヤラ・センター

マカティの象徴、巨大ショッピングゾーン、グルメ、豪華ホテルとひしめきあうエリアだ。注目は何と言っても「グリーンベルト」と「グロリエッタ」の2大ショッピングセンター。高級ブランド品を集め、優雅に買い物を楽しめる、大人向けの「グリーンベルト」。映画館やレストランなどもあり、ブランド品に限らず様々なショップが立ち並ぶ「グロリエッタ」。他にも「6750アヤラ・アベニュー」、「マークス・アンド・スペンサー」、「ルスタンス」「SMシューマート」と勢ぞろいだ。マラテ・エルミタもマニラの顔だが、マカティはワンランク上のエリートが集まるエリアと言って良いだろう。このエリアだけ回るだけで一日は過ぎてしまう。

コレヒドール島は、マニラから西へ45キロメートル、バターン半島から6キロメートルほど離れたマニラ湾にある小島です。おたまじゃくしのような形をしていて、頭を南シナ海、尻尾をマニラのほうに向けて横たわっています。マニラ湾の入口にあることから、スペイン統治時代にはここで外国船の入国管理が行われコレヒドールという名前もスペイン語の「厳しく検査する」に由来しています。戦略的にも非常に重要な位置にあるため、1902年にはマニラ湾の防衛の軍用地としての役割を担っていました。コレヒドール島の大砲は1941年に日本に侵略されるまで用いていました。これらの戦争に使用された砲台や兵舎後が今でも残っていたり、記念碑や資料館がいたるところにあります。