パテントのペテン?

インドの有力な産業と言うと、何を思い浮かべますか?


一般的に考えると、先進国の一歩手前位というインドの状況を考えると、第二次産業、すなわち、鉱工業がGDPの主体を占めると考えられます。


しかし、インド人の話によると、インドのGDP構成比率は以下のとおりとのことです。(ちゃんと調べればよいのですが、そこまでの気力が。。。)

そして、第三次産業の中でも、有力なのが、よく言われているソフトウェア産業と、医薬品産業、とのことでした。


医薬品産業、というと、特許(パテント)が全てで、いかに特許をとるための研究開発に力を入れるかで、ほぼ勝負が決まってしまいます。


そう考えた場合、インド企業にそこまでの研究ノウハウと、資本があるか、疑問なのですが、そこに、一つのトリックがある、ということを聞きました。


ある、特許がすでに申請されている薬があったとします。


もちろん、それをそのまま販売したり、同じものを作ると、ライセンス料や、特許料の支払いが発生します。


そこで、同じものを作るのにも、「製法」を変えて作ることによって、最終的には同じような効用を発揮する薬を、特許料を払わずして、製造、販売している、というのです。


実際に、どういうプロセスなのか、見当もつかないのですが、そのようにしてインドの医薬品業界は発展して、今では、グローバルな企業もいくつかあるとのことでした。


「いかにして、稼ぐか」を地で行く、インド人らしい発想だなと感心してしまいました。


それでは、今日はこの辺で。
(余りにも定量的な数字が無さ過ぎるのと、関心があるので、今後、調査して、適宜フォローしていきます。)